難しい金融用語の読み方

投資の勉強をしていると、度々読めない用語が出てくると思います。

今回は初見では難しい用語を4つ紹介します。

是非、新しい知識として覚えてみて下さい。


「独歩高」の読み方

    「独歩高」
    読み方:どっぽだか
    意味:ほとんど動かない揉み合い相場の中、飛び抜けて株価上昇する銘柄、もしくはその現象こと。

「どくほだか」ではありません。

軟調な株式市場の中で逆に特定の銘柄の株だけが急降下した場合には「独歩安(どっぽやす)」という言い方をします。同じ現象のことを、異彩高(いさいだか)、異彩安(いさいやす)ということもあります。


「逆日歩」の読み方

    「逆日歩」
    読み方:ぎゃくひぶ
    意味:信用取引にかかる想定外のコストを意味します。証券会社が用意している貸株残高を上回った際、他の投資家から株を借りるための調達資金として発生する手数料です。

相場の格言に「逆日歩に買いなし」という言葉があります。

逆日歩がつくと手数料を受け取れる買い手が優勢となり、売り手は逆日歩を嫌ってポジションを解消しやすく、相場は高騰しやすくなります。さらに株不足が解消された途端に相場が急転することもあり、下手に手を出さない方が賢明であるという相場の考え方があります。


「掉尾の一振」の読み方

    「掉尾の一振」
    読み方:ちょうびのいっしん
    意味:年末に向かって株価が上昇すること。

掉尾(ちょうび)とは、最後になって勢いが盛んになることの意味です。

株式市場では12月の節税売りが終わった後、1月に向かって相場が上昇するクリスマスラリーが期待されます。機関投資家などは保有資産の評価を上げることを目的とした保有銘柄の買い増し(お化粧買い)をする時期でもあり、必ずではありませんが株価が上がりやすい時期となります。


「貸借対照表」の読み方

    「貸借対照表」
    読み方:たいしゃくたいしょうひょう
    意味:企業が保有する資産と負債を分けた代表的な財務書経の1つです。

貸借(たいしゃく)の部分が読みにくいと思われますが、慣れれば簡単です。

貸借対照表はバランスシート、もしくはBS(ビーエス)とも呼ばれるので、中々使いにくい言葉ではありますが、覚えておくと融通が効きますし、企業分析をする際には必須となる知識ですので、押さえておきましょう。