マネーフォワード利用者急増

昨日発表されたマネーフォワードの決算発表より、資産管理アプリ「マネーフォワードME」の利用者が1,400万人を突破したことが判明しました。

マネーフォワード利用者数
出典:マネーフォワード(2022年11月期 通期決算説明資料)

有料課金ユーザは40万人を超え、資産管理アプリを必要とするユーザは年々上昇傾向です。

資産管理アプリを必要とするユーザーが長期で増え続ける理由は、昔と違って本業の仕事と貯金だけしていれば一生安泰という時代ではなくなっているからだと思われます。

現在は節約や副業、投資などをやっていないと一生涯で必要なお金を賄うことができない時代です。家計の支出に関しても細かく分類しながら管理していかないと、後悔だけが多くなってしまいます。


有料会員増加の理由

マネーフォワードの有料課金ユーザーが去年の12月から約1.3万人と急増しています。

マネーフォワード有料課金ユーザ
出典:マネーフォワード(2022年11月期 通期決算説明資料)

その理由は2022年12月7日から金融関連サービスの連携可能数が無料会員で10件までの上限が4件までとされたため、5件以上登録数が必要なユーザーがプレミアム会員へ移行したと考えられます。

マネーフォワード金融関連サービスの連携可能数
出典:マネーフォワード

プレミアム会員の中には1ヶ月の無料クーポンを利用しているユーザも存在し、2023年以降もユーザ数の増加が期待できるとのことです。


資産分散化のメリット

マネーフォワードが連携できる金融機関サービスは現在2,574件もあり、分類すると以下の種類となります。

  • 銀行
  • 証券・投信
  • 仮想通過取引所
  • クレジットカード
  • ポイント
  • 電子マネー
  • 年金
  • 保険
  • 通信会社
  • 通販
  • その他関連サービス

銀行口座だけでも生活費や公共料金用、結婚資金、旅行代金用など複数に分けて各資産の使いすぎや目的資産の確保を実現することができますし、証券口座や仮想通貨取引の資産推移を把握したい投資家、電子マネーやクレジット決済を使ってポイント残高を把握したいポイ活ユーザーなど、複数の資産を同時に管理することによって、様々な節約や収入源の確保ができるわけです。

20世紀に提唱されたパーキンソンの法則によると、人は与えられた時間や資産を可能な限り使い切る傾向にあるそうです。1つの銀行口座から何でもかんでも使いたい費用をだしていると際限なく引き出してしまいますが、給料が振り込まれた時点で目的別に銀行口座を分けておくと、1つの口座残高がゼロになった時点で使いすぎや上限を認識できるため、狙った通りに資産を守ったり、使い切ることができ、貯金や資産形成を効率良く進めることができます。

貯金ができない人、浪費癖が激しい人は複数の金融サービスとマネーフォワードで資産管理をしてみてはいかがでしょうか。