85歳の約3割が認知症
物忘れやボケなどの記憶障害や理解力・判断力の低下を引き起こす認知症は他人事ではありません。内閣府の発表によれば、2025年には65歳以上の高齢者のうち5.4人に1人が認知症になると予測されています。

年齢別に見ると、85歳以上の3割超が認知症となり、脳機能を正常に保つことはかなり難しくなります。
年齢階級 | 男性 | 女性 |
65 - 69歳 | 2.8% | 3.8% |
70 - 74歳 | 4.9% | 3.9% |
75 - 79歳 | 11.7% | 14.4% |
80 - 84歳 | 16.8% | 24.2% |
85 - 89歳 | 35.0% | 43.9% |
90 - 94歳 | 49.0% | 65.1% |
95歳以上 | 50.6% | 83.7% |
最近では人生100年時代と言われますが、健康に生きれるかはその人次第です。90歳を超えると半数以上の人が認知症となる可能性が高く、決して認知症は他人事ではないことがわかります。
60歳から始める健康とお金の対策
老いというリスクからは逃げられない私たちですが、そんな不安への対策をまとめた本があります。
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著者の和田秀樹氏は東京大学医学部を卒業後、アルツハイマー病患者の肺炎に関する研究論文で博士を取得、精神科医として老年精神医学を専門とする人物です。
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早めに始める
人間の持つ能力というのは、使わなければ衰えます。
お金の計算や投資も続けなければ上達はしませんし、健康も体や脳を動かさなければ衰退していくばかりです。若い時から適度に運動し、お金の勉強を続けることが老後の衰えに対抗する最も有効な方法だと私は思います。
お金の問題で早急に勉強しておきたい項目は、「年金」「控除」「給付金」などのお金が受け取れる制度ではないでしょうか。
労働時代に沢山払ってきた税金と保険料の元を取るためには、それを使うための制度を知っておかないと払い損になってしまいます。
当ブログでも何度か年金や保険料については取り扱っていますが、知らないと損をすることが沢山あるため、年金の繰上げ制度や介護保険制度など脳が衰える前に知識として習得しておきましょう。
「30代だから関係ない」「40代だったら、まだ早い」と言い訳をしていると、あっという間に70代になってしまうかもしれません。