つみたてNISA、制度開始2018年から5年間で最も儲かった商品は?
投資初心者の当たり前となった「つみたてNISA」
つみたてNISA制度は2018年1月からスタートし、2022年12月末でちょうど5年経過したこととなります。
今回はその5年間で最も大きく成長した銘柄を紹介します。
つみたてNISAの種類
つみたてNISAに登録されている銘柄数は全部で217本(2022年12月21日時点)
代表的な銘柄で分けると以下の種類に分けることができます。
- 米国株
- 全世界株
- 新興国株
- 日本株
- バランス型
- アクティブ型
今回は時価総額上位の人気銘柄を比較していきます。ピックアップした銘柄の特徴は以下の記事をご覧ください。
最も儲かった銘柄
各銘柄のパフォーマンスを比較したグラフは以下の通りです。

毎月3.3万円ずつ5年間積立投資を継続して、最も儲かった銘柄は「S&P500」に連動する投資信託でした。銘柄名は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
この銘柄は三菱UFJ国際投信の社員さんが選ぶ割合が最も高かった銘柄でもあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
2019年頃から2021年末頃まではS&P500よりもVTIの方がパフォーマンスが高い時期が続きました。
VTIは米国の中小型株も含めた銘柄です。
当時はコロナショックによりZoomのような巣篭もり銘柄が盛り上がるなど、米国のテクノロジー企業の株価が急騰した時期でしたが、その後の調整相場によって大きく削られてしまい、大型株比率の高いS&P500に劣ってしまう結果となりました。
アクティブファンドは勝てない
アクティブ型(ひふみ投信)やバランス型はS&P500やVTIのような米国株と比較すると、この5年間で大きく差が開いてしまった結果となります。
勉強されている方なら理解が早いですが、アクティブファンドがインデックスファンドに勝てる確率は高くはありません。10年、20年の長期投資を考えれば、さらに勝てる確率は下がるため、2023年以降も銘柄選ぶ際には今回の結果は非常に参考となります。