外国債券の為替ヘッジどっちが良い?
為替ヘッジとは、為替変動による損失を避けたり、リターンを安定させるために行う投資手法です。
為替ヘッジにかかるコストは両国の短期金利の差で決まりますが、米国株や米国債券などのドル資産へ投資をする際は、米国の方が金利が高く、日本の金利が低いため、為替ヘッジを行うと日本の投資家はヘッジコストをその分だけ支払うこととなります。
金利差が大きくなるほど投資家が支払うヘッジコストは上がるため、去年米国が急激に金利を引き上げた局面ではヘッジコストが大きくなっていました。

上記の図からもわかる通り、過去の相場では基本的にはヘッジコストがかかる局面が多く、為替ヘッジはしない方が投資リターンが高くなりやすいと考えられます。
過去の相場から学ぶ
1990年から約30年間の投資結果を見ても、その結果は明らかです。

債券投資にヘッジをかけた場合とそうでない場合のリターンを比較すると、年率計算で1.5ptもリターンが変化したそうです。
結構恐ろしい結果ですよね。