金利上昇で債券価格下落する
金利と債券価格は片方が上がると片方が下がるシーソーのような関係です。
2000年以降のFFレート(金利)を見てみると、大きく下げたのは2001年、2008年、2020年の3回です。
出典:FREDでは同時期の債券ETF(AGG)の価格推移を見ると、2008年と2020年の金利が下がった時に価格が上昇していることがわかります。

債券のターンきた?
米国市場では消費者物価指数(CPI)がピークアウトしたことにより、今後の金利引き上げ幅は緩くなり、いずれ金利引き下げのタイミングを待つかのような予想が増えています。
◆ 0.25%利上げか
— 後藤達也 (@goto_finance) January 12, 2023
次回2/1のFOMCは0.25%利上げの織り込みが進みました(確率96%)。12月CPIでインフレ鈍化が確認され、WSJが「0.25%利上げか」と報道。年前半の利上げ打ち止め、年後半の利下げ転換が見込まれています。
👇CPI、FOMC解説はこちら【note】https://t.co/9uWmX0rhEt pic.twitter.com/GtQ9qgoIV8
債券王ガンドラック👵
— 株式投資が趣味のおばあちゃん🌷 (@1989hatooku) January 11, 2023
「何度も言ってるが、投資家はFEDより債券市場の声に耳を傾けるべき。市場はインフレ収束を超えて景気後退を示唆。雇用データは遅行指標。失業率が12ヶ月移動平均を上回る前にFEDがpivotしなければリセッション入り。FEDは実は理解してる。ドル指数⤵️→新興国株👍は不変」笑 https://t.co/Wy67vxcg4i pic.twitter.com/9qCxDT3NKf
繰り返しになりますが、金利と債券価格はシーソーのような関係です。
金利が下がれば債券価格は上がります。
今後予想通りに金利引き下げが来れば、債券投資家は大きな利益を得る可能性が出てくるということです。
ただし、あくまでも予想なので過信は禁物です。
場合によってはインフレが長引くことにより、利下げタイミングがズレる可能性がゼロではないことをご理解下さい。