今買うべき株銘柄の注意点
自分自身が保有する銘柄に対して「おすすめ」「絶対に買うべき」「最強」という発言が増える時期があります。
最近だと、2017年の仮想通貨投資や2021年の株式投資においては、インデックス投資やレバナスなどの銘柄を推す人が多かった印象です。
「一生一緒にNVIDIA」というフレーズも今は懐かしいです。
100人の村を思い出す
特定の銘柄が人気化する度に思い出す話があります。
それは以下のツイートに集約されているので、是非ご覧ください。
「他人と違う行動をとれる人が投資で成功する」ことを秀逸に表現している、市場を1つの村に例えた「100人の村」の図。
— 企業分析ハック -新しいビジネスの教科書を作る- (@company_hack) October 2, 2021
投資の「市場サイクル」と「人間心理」の関係がわかりやすく図示されている。 pic.twitter.com/C8kYc4rcW2
以下はは市場のサイクルをわかりやすく説明している図です。
出典:勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす実際の世界ではお金の供給量や人口が右肩上がりで増え続けているので、長期で見ると右肩上がりになりやすいですが、短期的には全く同じようなことが株式市場で起こります。
今何人目かを想像
重要なのは、世界が100人の村だったとして、今何人の人が自分と同じ銘柄を持っているかを想像することです。
SNSや投資家の売買動向、出来高などのデータを見て将来自分と同じ銘柄を買ってくれる人が後何人ぐらい現れるだろうということを想像した時に、もうそろそろ買う人が少なくなるのではないかと思えば、買い増しはグッと堪え、時には資産の売却も検討するべきです。
逆にまだまだ買う人がこれから増えるだろうと思える時は積極的に買い増しをしたり、長期保有をし続けることが必要に思えます。
兆候を見極める
TwitterやYouTubeなどを利用される方であれば「わかりやすく簡単に解説します」というフレーズが増えていくる時期があることを理解できるはずです。
要は保有銘柄の初心者向け解説記事や「これ知らないやつオワコン」みたいな煽り(マウント)ツイートが蔓延してくると、株価の下落は近いと想像できます。
逆に煽りが少なく、一部のオタクが熱心に注目している状態、一般的にはあまり検索されていないような銘柄であれば、買いの可能性が高まります(もちろん、それだけが投資判断ではありません)。
株のおすすめ情報や特定銘柄の煽りツイートを見た際は「100人の村」の話を思い出すと、冷静な投資判断をするためのキッカケになるのではないでしょうか。