投資やめとけと言われる理由
投資に対してネガティブな印象がある人は少なくないはず。
その理由は以下のようなことだと思います。
- 稼げている人が少ない、周りにいない
- 大きな投資資金が必要だと思っている
- 投資について分からないことが多い
- 詐欺や騙されるイメージがある
毎日勉強し続けたり、数冊本を読めば、この手の問題は知識で解決することができます。
ですが、それでも相場は不安定ですし、投資に必ずはありません。
株式投資を代表する指数であるS&P500は過去1年間で16%程度下がり続ける相場となり、多くの投資家の資産を減らす結果となりました。
出典:Google Financeしかし、そんな中でも石油関連銘柄であるオキシデンタル・ペトロリアムやエクソン・モービルは株価を大きく上げましたし、ユナイテッドヘルスなどのバリュー銘柄も株価はプラスとなるなど、大きく下げ理続ける相場の中でも全ての投資先が下がっているわけではありません。
どんな相場でも投資家の知識と経験次第では儲けることが出来ますし、「誰かに言われた」投資先に投資をしてカモになってしまうこともあります。
儲かるかどうかは、投資家次第ということです
非モテ男子と同じ思考
おそらく「投資はやめとけ」と言われる人は、知識がないか、普段から短期的な思考しか持ち合わせていない可能性があると思います。
短期的な思考と長期的な思考の違いについて、以下のツイートがわかりやすかったので、紹介します。
男性のモテるための施策について、投資効果とかかる時間についてまとめてみました。
— 伊藤早紀@ヒトオシ (@matchappsaki) March 15, 2020
非モテは
・左上(効果大・時間短)の施策を軽んじて、
・右上の施策(効果大・時間長)を行う体力がなく、
・なぜか右下(効果小・時間長)を張り切ってやってる人が多い。 pic.twitter.com/LwerbY3Yo0
投資界隈でも同じような原理が発生します。
投資でお金を稼ぎたいと思う人の多くは「早く稼ぎたい」と思う傾向が強く、株価が急上昇する銘柄に飛び乗って、その後資産を減らしてしまうケースが少なくありません。
急上昇後、去年大きく下がった銘柄で言えば、人気ファンドマネージャーであるキャシーウッドが運営するARKK(ARK Innovation ETF)は2020年以降SNSで大盛況となりましたが、去年までに上がった分は全て減らし、現在は2020年に起きたコロナショックよりも株価が落ち込んでいます。
出典:Google Finance短期的な施策は効果が長続きしないことはわかっていても、人は楽な方向に逃げてしまいます。著名投資家であるウォーレン・バフェットも「ゆっくり金持ちになりたい人はいない」といいますし、多くの投資家が目先の利益に騙されて、長期的な利益を疎かにしやすい傾向にあるということです。
「投資はやめておけ」「どうせ儲からない」と言う人の意見を聞いてしまうと、自分自身も短期的な思考になってしまう可能性がありますし、経験や大きな可能性を逃してしまうことにもなりますので、是非自分の頭で考え続けることをやめないでほしいと思います。