S&P500が危険?!
つみたてNISAでも人気となるS&P500指数への株式投資ですが、今週4日、バンク・オブ・アメリカの米国株・クオンツ戦略責任者であるスブラマニアン氏は「S&P500への投資はそれほど安全ではなく、小型株など他の指標に乗り換える時だ」とコメントしました。
最近では為替の値動きも激しいため、Amazonランキングを見るとFXや短期トレードの本も売れているような相場が続いています。
投資の時間軸を見極める
これから投資を始めようと思う人、新しい銘柄や新しい投資方法にチャレンジしようとしている人にとって、最も重要なことは「投資の時間軸」を間違えないことです。
たとえば、投資を始める目的が30年後や40年後の老後資産の不安を解消するためなら、投資は短期的な利益を求めず、小さく長く続けられる長期投資を選択するべきです。
投資で数年以内に利益を出したい場合は、FXや個別株投資などの短期トレードを覚える必要がありますが、同時に相当な勉強量を必要とするため、軽い気持ちで始めてはいけません。
毎日経済ニュースや株価情報をチェックするのはもちろんのこと、投資家がお薦めする本を読んだり、相場を分析し続ける胆力がないと、資産は短い期間で簡単に溶けて無くなるからです。
繰り返しになりますが、投資を始める際は自分がどちらの時間軸で投資をするかを見極める必要があります。
- 長い時間をかけてコツコツ頑張る
- 短い時間で必死に努力をする
ちなみに、短い時間で簡単に儲ける方法は絶対にありません。あれば、詐欺だと思ってください。
売り買いは3日待て
投資の格言に「売り買いは3日待て」という言葉があります。
意味は以下の通り。
売り買いは焦らず三日待つのが良いという意味。じっくり研究せずに投資をすると、失敗するという考えです。
自分が短期的に大きく儲けたいと思っていても、投資の勉強をしていくうちに、自分には短期トレードが合ってないと気づくかもしれませんし、逆もまた然りです。
投資の勉強はいつでもできますが、焦って資産を無くしてしまえば、その資産は戻ってきません。
資産を無くす前に失敗に気づくためには勉強するしかありませんので、その手間を惜しまないことが賢明です。