Twitterでお金配り
Twitter上でのお金配りを目にしたことはありませんか?
詐欺師がお金を配る風(実際には配ってない)のツイートは前から続いていたことですが、最近では有名人が次々と参戦しており、フォロワー獲得戦略としてトレンドになりつつあるような気がします。
あけましておめでとうございます!
— 前澤友作@MZDAO (@yousuck2020) January 1, 2023
/#前澤じゃんけん2023 開催✊✌️✋
\
僕にじゃんけんで勝つと【最大1,000万円】の賞金出ます!
さらに、僕のフォローと、このツイートのリツイートで100名様に【じゃんけん100回券】をプレゼント。100回勝負できます!
さあ勝負‼️https://t.co/7Wx8nax5qH
🎁総額100万円!🎁
— レペゼンフォックス【Repezen Foxx】公式 (@RepezenFoxx) December 30, 2022
💸Amazonギフト券プレゼント💸
①この投稿をRT
②僕と@eldoahcasinoをフォロー
これだけで
Amazonギフト券、
50,000円分(DJ社長サイン入り)を3名に
10,000円分を抽選85名にプレゼント!
※当選した方に@eldoahcasino公式アカウントからDMにてご連絡します。
DM解放忘れずに! pic.twitter.com/ayVUfAkm6W
#スカイピース500万人プレゼント企画
— スカイピース@SP (@skypeace_teojin) December 29, 2022
500万円分のプレゼント企画を行います🎁
このアカウントと、テオくん(@teokun711)
じんたん(@JINJIN1027)のアカウントを
フォロー&この投稿をRTで総額500万円分のAmazonギフト券を100名にプレゼント!
詳細はリプライを見てね!https://t.co/oriW7hmqN9 pic.twitter.com/jWWLWRfoWD
広告と同じ仕組み
有名人がお金を配る理由は、配った金額以上のお金を後から回収(マネタイズ)することができるからです。
マネタイズの方法は人それぞれですが、フォロワーに直接商品を売る人もいれば、YouTube広告を見させたり、増えたフォロワー数を武器にしてスポンサーに広告単価を交渉する材料として使う人もいると思われます。
とにかく、お金を配る理由は増えたフォロワーから同額以上の資金を回収できる算段があるからこその行為で、慈善事業やボランティアではありません。
とするならば、フォロワーは少なからず配られるお金と引き換えに自分の時間を切り売りしているのと同じです。人によっては何かしらの商品を買わされたりもするかもしれません。
詐欺を助長する
Twitter上に存在するお金配りツイートの99.99999%は詐欺です。
本物の有名人であればちゃんと配っていると思われますが、詐欺師であれば、お金は配られることがなく、情報商材を売られるなどして高額の請求を突きつけられる可能性があります。
去年その事件で有名になったのが、以下の記事です。
22歳の女性がたった150万円の借金のために命を絶ってしまった事を忘れてはいけないと思います。
Twitter上にはこのような詐欺が溢れていますし、今後無くなることはありません。
有名人のお金配りは詐欺師の行為を助長しているようにも思いますし、実際に本人になりすまして情報弱者に近寄り、高額請求をするケースも沢山あるそうです。
出典:消費者庁上記の資料によれば、騙される人の多くは若者です。騙されても親や友達に言えなかったり、詐欺を避ける能力がない人がターゲットとして狙われやすい現状があります。
規制される可能性
遠い将来かもしれませんが、SNSでお金配りは出来なくなる可能性が高いと思われます。
その理由は先ほど並べた内容に加えて、フォロワー間の金銭取引で手数料を取るビジネスが始まる可能性があるからです。
Twitter内で使える仮想通貨などがあれば実現可能ですし、ツイッター側の新たな収入源となるため、ビジネスとしても目をつけやすいんだと思います。
あくまで想像ですが、悪質な詐欺を撲滅できる理由を考えてもプラットフォーム側のメリットは大きいような気がします。
まとめ
私の考えでは、お金配りのツイートは見る必要もなければ、関わらない方が良いと思っています。プラットフォーム側が悪質な行為であり、新たな収入源と認識した時にはフォロワー間での金銭のやりとりが規制される可能性もあります。
相手を騙している人、お金配りのツイートをする人は、そのツイートで相手の時間を奪うことを悪いことだとは認識していませんので、騙されたら最後、損をするのは自分だけです。
目の前の短期的な継続性のない収入のために、自分の時間を切り売りするのは、将来の自分にとって必要でしょうか?それぞれが考える必要があると思いました。