2022年Amazonで売れた投資本ランキング
四季報オンラインにて、2022年にAmazonで売れた投資本ランキングTOP20が紹介されていました。今回はそのうち3つを紹介します。
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
年間1位となったのは、大手町のランダムウォーカーさんの書籍です。
当ブログでも「投資に詳しくなる本」として紹介させて頂きましたが、クイズ形式で興味を持って決算書を学べる上に決算内容を記憶するのではなく、構造自体を学べる良書です。
まだ手に取られてない方は是非!
ジェイソン流お金の増やし方
年間2位となったのは厚切りジェイソン氏の「ジェイソン流お金の増やし方」です。
厚切りジェイソン氏は各メディアで話題となりましたが、投資成果だけでなく、投資に対する考え方や生き方など、非常に参考になる人物です。当ブログでも何度も取り上げていますので、よろしければ、以下の記事をご覧ください。
改めて、4本も記事を書いていたことに自分でも驚きです。
それだけ注目していたということだと思います。
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
年間売上3位となったのは、コラムニストでもあるモーガン・ハウセル氏が描くお金持ちの思考法です。
裕福さを自慢しない、足るを知る、自由のために貯蓄する、などお金持ちの考え方を知ることによって、行動を見直すキッカケとなります。投資の実践的な決算書の読み方やファンファメンタルズ分析などよりも簡単で実践しやすく、投資初心者にもわりやすい本です。
ただ気をつけなければいけないのは、読んで満足してしまうと全く意味がないということ。
考えを変えるのは一瞬でできますが、行動を変えるのは一生かかります。
読んだ後も覚悟が必要ですね。
トレンドはファンダメンタルズ
TOP20までにランクインした本を眺めてみると、企業の財務分析などファンダメンタルズに関する本が多いように思えました。
2022年の株式市場は下落続きでしたので、優良な高配当銘柄や財務が健全な企業を見つけに行きたいという需要が多かったはず。2023年以降も景気後退や金利引き下げなどにより市場は閑散としてしまう可能性が高く、今後もファンダメンタルズ分析の需要は高くなっていくのではないと思われます。
不況は投資家にとって最大の投資チャンスとなるため、必要な知識は今のうちから学んでおくことに越したことはありません。