年金を月20万円もらう人の割合

生活費の全国平均は約30万円程度と言われますが、年金の月額平均が20万円以上となる人の割合は意外に多くはありません。

令和3年度末時点で月額平均20万円以上の厚生年金を受け取る割合は、約23%となっています。

厚生年金20万円もらえる人の割合



男女別の年金受給分布

男女別の受給額で見ると、男性よりも女性の方が受給額が低く、総数で最も多くなるのは月平均8万円から11万円未満の人口が100万人を超える割合となっています。

厚生年金の受給分布


男性であれば、17万円から18万円未満の人口が最も多く、20万円以上の受給者となると人口は一気に減少します。


年金を月20万円もらうには年収いくら必要か

以前の記事でもまとめていますが、年金を月20万円もらうために必要な年収は家族構成によっても変わります。


一般的な会社員の単身世帯であれば、生涯平均年収739万円を超える必要がありますし、配偶者が専業主婦(夫)の場合は385万円、共働きであれば其々193万円の生涯平均年収があれば、目標をクリアすることができます。


まとめ

令和3年度末の時点で年金を月20万円以上もらえる人の割合はたった23%

男性であっても単身世帯で月額20万円を超えるのは難しく、多く年金をもらうためには結婚するか、共働きで稼ぎまくるかというのが現実的です。

年金を増やすためには繰り下げ受給という選択肢もありますが、どの年齢まで生きたいかによっても戦略は変わってくるはず。


年金が目減りする現代人にとっては、年金に頼らない収入源を早めに見つけに行く必要が高まっていると思われます。