つみたてNISAいつやめる?

2018年から毎月の積立投資を継続されている方は2022年の下落相場でも大きな含み益が乗った状態でつみたてNISAを継続できているはず。

つみたてNISA運用実績


ですが、2020年3月に起きたコロナショック時はつみたてNISAの人気上位銘柄の基準価格は3割程度も下落し、一瞬でもひやっとしたのではないでしょうか?

コロナショック時の騰落率



最低投資期間の設定

つみたてNISAの継続期間は長いに越したことはありません。20年の非課税期間が終わったとしても、その後も労働収入があるのであれば、つみたてNISAから資金は引き出さず、お金が必要になるまで運用し続ける方が資産を最大化させやすいからです。

一方でお金は使わないと意味がありませんので、早いうちに旅行をしたり、自分の経験や知識への投資をしなさ過ぎると「お金を使わずに我慢しすぎた」という後悔が増える可能性もあります。

そういうリスクがある場合は過去のデータを見ながら、最低継続期間の見通しを立ててみることも必要かもしれません。


継続期間別リターン

1928年以降、S&P500の継続期間別の年間平均騰落率を見ると、1年間しか継続しない場合は資産が最大40%も減ってしまう可能性がありましたが、40年間継続した投資家は年間平均リターンが3%〜9%の間に収まります。

1928年以降の継続期間別リターン


2000年以降で同じデータを集計してみると、先ほどは20年間継続しても資産がマイナスになる可能性がありましたが、2000年以降の相場では15年間S&P500の投資を続けている人は全て資産がプラスという結果になりました。

2000年以降の継続期間別リターン


2000年以降の相場はそれ以前の相場と比べて恵まれた相場となりましたが、それでもITバブルやリーマンショックなどの株価暴落がありつつも、15年以上の継続で全投資家の資産をプラスにさせるS&P500の成長力は強力だと思います。

これから投資を始める人、もしくは現在も投資を継続されている方は、とりあえず15年間は投資を継続するのがいいのではないでしょうか。