どうすればお金が貯まる?
お金を貯めようと思った時、格安SIMでスマホ代を節約したり、ふるさと納税や家計簿をこまめに記録するなど、沢山の方法論がありますが、おそらく一番大事なのはマインドセットだと思います。
マインドセットとは、心理学用語で「物事を捉える時の思考の癖」を意味する言葉です。
今までの経験や人間関係からくる先入観、行動パターンもマインドセットの1つですが、何かをやり遂げるためには目的に合ったマインドセット(考え方、行動パターン)に修正していくことで、普段の行動が変わり、行動が変われば結果が変わり、目標を達成しやすくなるという考え方があります。
どうすればお金が貯まるのか?という課題に対しても、様々な節約術や方法論がメディアで取り上げられますが、それより大事なことは根本的な考え方、つまり、マインドセットです。
そこを治さずして方法だけ変えたとしても、結局はどこかで元の状態の戻ってしまい、せっかく貯めたお金も浪費癖や無駄遣いで消えてしまうことになります。
ない状態から考える
お金を貯める上で大事な考え方の1つは、使えるお金の上限を限りなく小さくすることです。仮に毎月のお小遣いが1万円であれば1ヶ月間の支出で収まりますが、お小遣いが3万円であれば1ヶ月の支出を1万円に抑えることはほぼ不可能です。
20世紀に生み出されたパーキンソンの法則によれば、与られた仕事は与えられた時間を全て満たすまで膨張し(第一法則)、支出額は収入額に達するまで膨張する(第二法則)と結論付けています。
人間誰しもあるものは全部使う運命ですし、使わないという選択を取ることはかなり難しいことが人間の行動分析からもわかっています。
であるならば、最初から「お金がない状態」もしくは「お金がなくても楽しい環境」をどうやって作るかが一番大切です。
手っ取り早い方法は給料の一部を自動で証券口座等に天引きされる状態を作ったり、パートナーや家族に財布を管理してもらうことで強制的にお金がない状態を作ります。すると、お金がないので、今度は「どうやって節約をすれば良いのか」「副収入を得るための手段」などを勝手に考え始めることができます。この状態がお金を貯める上で最も重要で、常に考える癖がつくとマインドセットは完了します。
自分の間違いを認める
節約をしようと思っても「どうせ私には無理だから」「(実際にやる前から)絶対にできない」と考える人は沢山いると思います。それもそのはず、そんな考え方をしていないのであれば、とっくにお金は貯まってますし、普段通り生活していれば問題ありません。
普段の何も意識しない状態で浪費癖が染み付いているから困っているし、今までの固定概念のまま「自分が正しい」と考え続けていては、一生解決しない問題となってしまいます。
だからこそ、他人の意見は素直に聞くべきです。自分が嫌だなと思える内容こそ、積極的に実践することで自分のマインドセットを変えることができますし、自分が良いな・楽だなと思うことばかり聞き入れても、きっとお金は貯まりません。
考え方が一番大事
今回の記事をまとめると、お金を貯めるために必要なマインドセットは以下の2つ。
- ない状態から考える
- 自分の間違いを認める
自分の弱さと向き合い、常に考える癖をつけること。他人からアドバイスをもらえるよう視野は常に広く持っておくこと。利己的な考え方を捨てて、自分以外の意見を素直に聞き入れることを意識し、それが当たり前のような癖として身につけれれば、きっと効率的な節約を自然と始めるでしょうし、お金も貯められます。