一生涯のお金の支出を考えた場合、住宅ローンや生命保険、老後の生活費などが挙げられますが、割と高額な費用になりやすいライフイベントとしては、結婚費用も考えられます。
今回は結婚費用の相場感と資金を用意するための期間についてまとめました。
必要な結婚資金
株式会社アスマークが20代から40代の男女かつ、1都三県で1年以内で挙式を検討している方、もしくは3年以内に挙式済みの方を対象に挙式費用のイメージ上限額を調査したところ、約半数の割合で結婚資金が300万円未満に収まることがわかりました。
出典:株式会社アスマーク結婚資金が100万円未満となるのは、パートナーを含めた2人の年収が400万円未満で100%。年収600万円〜800万円未満のカップルでも約2割いることがわかります。
3割は投資に頼る
結婚資金を用意するために検討することとしては、生活費や交際費を抑える傾向が強く、投資や副業を検討する人は3割弱という結果です。
出典:株式会社アスマークいつから貯める?
仮に300万円の結婚資金を投資で作ろうとした場合、どのぐらいの期間がかかるのか。
投資額 | 平均利回り3% | 平均利回り5% |
月1万円 | 18年9ヶ月 | 16年4ヶ月 |
月3万円 | 7年6ヶ月 | 7年0ヶ月 |
月5万円 | 4年8ヶ月 | 4年6ヶ月 |
月10万円 | 2年5ヶ月 | 2年5ヶ月 |
投資の年間平均利回り3%もしくは5%で計算すると、毎月1万円(2人同時で貯めるなら5,000円ずつ)なら18年9ヶ月もかかってしまいますが、月10万円の投資なら2年半で貯めれる計算です。
短期的な投資にはリスクがある
10年未満の投資では、平均利回りの数字はほとんど当てになりません。株式市場では1年で30%以上株価があがることもあれば、2022年のように大きく下がる場合もあります。
S&500の過去90年間程度の平均リターン見ると、1年間の投資リターンは最低値で-47%から最大値で+46%までのブレがあります。3年間なら平均利回りは-17%から+22%までを覚悟しておく必要があります。
まとめ
結婚資金を用意する場合は資産形成期間が短期間となるため、投資という選択肢は中々難しいように思えます。300万円程度の資産を用意するなら生活費を節約したり、副業や転職で収入増を狙いながら、現金を毎月確実に貯金していく方法が最も効率的だと思われます。