金融リテラシー調査でわかる「貧乏になる3つの行動」

2022年に実施された金融リテラシー調査では、正答率が高い人ほど年収も保有資産も大きいことがわかっています。

金融リテラシー調査2022
出典:知るぽると

上記レポートでは正答率が高い人とそうでない人の行動を階層別に18項目で分析しているのですが、中でも特に差が激しかった項目を3つ紹介していこうと思います。

お金持ちになりたい、もしくは貧乏になりたくない方でこれから紹介する行動をしてしまっている場合は今日から軌道修正していきましょう。


経済情報を月1回も見ない

まず1つ目は金融や経済に関する情報に触れていない人です。高リテラシー層では8割以上の人が月1回は経済情報にアクセスしますが、低リテラシー層では62.4%の割合で新聞、雑誌、テレビ、インターネットを通じて経済情報を見ないことがわかっています。

金融リテラシー調査2022
出典:知るぽると

私もTwitterやブログで情報発信をしている身として力不足もありますが、経済の面白さに気づけると貯金額が増えるだけでなく、色々なビジネスチャンスに気づくことができたり、SNSで交流が生まれるなど、楽しいことが多いと思います。

気に入ったメディアがない方は月1回、もしくは週1回でも良いので、私のTwitterやブログをチェックしてくれると嬉しいです。要望がありましたら、Twitterで教えてくれれば可能な限り皆さんの興味がある事項を調べたり、答えていければと思います。一緒に経済情報を楽しんで学べる環境を作っていきましょう。


商品性を理解せず外貨預金を購入する

2つ目は投資や金融商品を選択する際、商品の性質を理解せず購入する割合が低リテラシー層では49.2%もいたということです。高リテラシー層では14.6%でした。

金融リテラシー調査2022
出典:知るぽると

外貨預金を購入する人の割合は株式や投資信託と比べると少ない傾向にありますが、その特徴を理解せず、おそらく他人に勧められたか、企業の広告やインフルエンサーの宣伝によって安易に外貨預金をもってしまう傾向が強くでています。

金融リテラシー調査2022
出典:知るぽると

「あの人が言っているから大丈夫だろう」と安易に考えるのではなく、金融商品である以上必ずデメリットやリスクはつきものですから、どのようなリスクがあるのかを十二分に調べる癖をつけておくことで、投資だけではなく、他のお金に関するリスクも避けられるような気がします。

詐欺や無駄な買い物を調べる癖をつけておけば、手元に残るお金はずっと増えるはずです。


損失回避の行動が早い

最後に紹介する貧乏になる人の特徴は「損失回避行動が早い」ということです。

損失回避行動と言われてもピンとこないと思いますので、まずは以下の問題をご覧ください。

    <問題>
    10 万円を投資すると、半々の確率で 2 万円の値上がり益か、1万円の値下がり損のいずれかが発生するとします。あなたなら、どうしますか。

    <選択肢>
    1. 投資する
    2. 投資しない

上記の質問で「投資をしない」と答える人が損失回避傾向が強い人となります。低リテラシー層では88.2%の割合で「投資をしない」を選択しており、高リテラシー層では61.8%が同じ選択肢を選んでいます。


損失回避傾向が強い人が悪いというわけではありませんが、回避傾向が強すぎると投資チャンスを逃してしまったり、貯金だけではインフレリスクに対応できないなど、長期的な資産形成においては不利になることが多いです。

短期的な損得ばかり考えてしまうと、長期的な人生設計を考える上では資産形成を妨げてしまう要因にもなりますから、自分が許容できるリスクと避けるべきリスクについては十分に勉強しておく必要があると思います。


まとめ

資産が少ない低リテラシー層の特徴は以下の通りです。

  • 経済情報を月1回も見ない
  • 商品性を理解せず外貨預金を購入する
  • 損失回避の行動が早い

これらの特徴に当てはまる人は、明日のブログ記事も見に来て下さい。

次は「お金持ちになる3つの行動」として、高リテラシー層の割合が最も高かった3つの項目を紹介していこうと思います。