40代から投資は遅い?

年齢が高くなるほど「投資を始めるのにはもう遅いのでは?」という不安があると思いますが、投資資産を使い始めるまで10年以上の期間がある方であれば、投資を始めるのは遅くないと思います。

たとえば、65歳から投資資産を切り崩して老後資産に充てる場合は55歳から投資をスタートしても遅くないという意味です。


ただし、高齢になるほど以下のようなことに気をつけなければ、投資に失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。

  • 知識があると勘違いする
  • 不勉強で傲慢になる
  • 時間に焦って判断を間違えてしまう
  • 資産額に頼りすぎてしまう

年齢が高い人ほど若い人より社会経験が長く、世の中のことを知った気になりやすいと思います。その結果として、掛け金に傲慢さが出たり、予想以上に投資額が大きくなってしまうこともあります。

年齢が高いほど現金資産を多く持っている利点もありますが、どんなに年齢が高くなろうが投資初心者であることは変わりません。年齢や保有資産に驕らず、1年生の気持ちで真剣に取り組む姿勢が必要です。


資産運用は少額から始める

投資で難しい局面の1つが「少額から始めること」だと思います。

今でこそ「つみたてNISA」「iDeCo」のような制度があるため、初めて投資するにしても投資額が3万円程度もしくは1万円以下である割合が高くなっていますが、そういう制度がなければ、初期投資で10万円や100万円から始める人は今よりも多いはずです。

高い利益を得たいために投資額が高くなることはわかりますが、最初の投資は知識不足や経験不足によって損失に変わる可能性が高いため、極力投資金額を小さく抑えることが大切です。

投資額を増やすのは1年後や投資経験が十分についてきた後でも遅くはありません。老後までの期間が若い人と比べて短いからといって、今までの機会損失を挽回するかのように投資額を大きくするのは良くありません。


失敗するポートフォリオを組まない

年齢が高くなってからの投資で気をつけてほしい2つ目のポイントは、ポートフォリオ(資産のバランス)です。

正直に言いますと、資産運用のポートフォリオには正解はありませんし、全て確率論なので絶対に成功する方法はないんです。

ですが、高い確率で失敗するポートフォリオはあると思っていまして、それが株式100%だっったり、現金100%など1つの資産しか持たない方法です。

株式投資には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言がありますが、現金だけ保有する場合もで債券、仮想通貨、あらゆる資産には必ず固有のリスクが存在するため、一つの資産だけを持つことは最適な資産運用とは言えませんし、必ずどこかで大損します。


加えて、理想のポートフォリオに分散比率を合わせる際は最初にお伝えした「資産運用は少額から始める」を忘れないようにしましょう。

仮に現金100%というポートフォリオから株式50%、現金30%、債券20%というポートフォリオにする場合、最初の1ヶ月で現金の半分を投資すると、投資しタイミングが最悪だった場合は全体の金融資産が大きく減ってしまい、何のための資産運用かわからなくなります。

資産運用はあくまで自分の資産を減らさないことが目的となるため、必ずタイミングのリスクには気をつけて、現金80%、株式15%、債券5%などの段階を踏んだ後で、理想のポートフォリオに少しずつ近づけていくことが投資リスクを下げることになります。

ここでも年齢に脅かされて、投資を急いでしまう気持ちを乱されないように気をつけましょう。


独身や女性の資産運用

資産運用のポートフォリオを考える際は現在の年齢や年収だけでなく、将来の家族構成やライフステージを想像することも必要です。

たとえば、40歳独身で将来結婚をして家庭を持つ希望がある場合、投資リスクを取りすぎてしまうと、40代で家を買ったり、大きな支出をすることが難しくなります。加えて、若い人に比べてお金を取り戻すチャンスも少なくなるので、可能な限り現金や債券などの資産を大きく取る必要があります。

女性で子育ての希望がある場合は、出産費用や育児期間の生活費などを考えずにお金を投資すぎると、株価暴落と出産のチャンスがぶつかってしまった時には最悪です。

高齢になるほどライフイベントは十分に考えておかないと、気づかないうちに投資リスクを取りすぎてしまい、投資に失敗する可能性が高くなるため、投資はとりあえず始めるのではなく、計画的に余力の範囲で行うことが必要です。