貯金したい人が買ってはいけないもの10選

世界的なインフレと円安によって日本の生活費がどんどん値上げされる中、日本人が貯金をすることも難しくなっているように考えられます。今回は貯金したい人が買ってはいけないものを紹介します。貯金したいのについつい使ってしまうような項目があれば、支出を見直すキッカケなると嬉しいです。


1.公営ギャンブル

公営ギャンブルとは、以下の項目に該当するものです。

  • パチンコ
  • 競馬
  • 競輪
  • オートレース
  • 競艇
  • 宝くじ

上記に該当するギャンブルに共通するのは、すべて期待値が100%以下という点です。

参加者がかけた金額以上のお金が参加者に返ってくることはありません。例えば、参加者全体が100人で一人千円ずつ参加費を支払ったとすれば、運営側は参加者から総額10万円の売上を得ることになります。その後、参加者に賞金として配られる割合はパチンコが85%、競馬が80%、宝くじは46%です。

宝くじで1等が◯億円と謳っているTVCMが有名ですが、これら賞金や運営側の利益、タレントを起用する資金は全て参加者が支払ったお金で賄われています。

しかも当選確率が恐ろしく低く、負ける確率の方が圧倒的に大きいゲームルールで勝つことはありません。必ず運営側が得をする仕組みになっており、そうじゃないとビジネスとして継続もできないからです。

そんな公営ギャンブルにお金を使えば、貯金が貯まる可能性は限りなく低くなるはずです。


2. 高いお店

高いお給料を手にする人ほどクオリティの高いお店を利用することが多い気がしますが、お金の使い道としては後悔することの方が多い気がします。

  • 高級焼肉
  • キャバクラ
  • VIPルーム
  • ファーストクラス

高いお店に行くこと自体は悪いことではないと思いますが、自分の価値を上げるために仕事関連で高級焼肉をご馳走したり、好意を寄せる人に気に入ってもらうためだと、お店の価値が高いだけで、自分の価値が高くなっていると錯覚しやすくなるはずです。

お金で寄ってくる人ほど薄情だったり、明確なインセンティブがないとすぐに離れてしまう関係にもなりやすいと思います。そういうことにお金を使うぐらいであれば、自分磨きや健康のためにお金を使う方が費用対効果は全然大きくなります。


3. トレンド商品

トレンド商品の価値が高い期間は短く、トレンドが過ぎてしまうと急に熱が冷めたり、お金を使い過ぎてしまう傾向が高いと思います。

日経Xトレンドが発表した2年前の2020年ヒット商品は以下の通り。

2020年ヒット商品
出典:日経xtrend

中には長期的なトレンドとなる商品も出てくると思いますが、それが本当に自分がお金を払ってでもやりたいことなのかを考えておく必要はあると思います。トレンドが去った後でも使い続けられる商品であれば、お金の使い方としては成功だと思いますが、そうではなく、流行りとともにゴミとなってしまうのであれば、極力トレンド商品にお金を使うことは避けて通るべきです。


4. プレミアム品

プレミアム品とは、希少価値や未使用、期間限定など何かしらの理由で通常の取引価格よりも高値で取引される商品のことです。具体的な例で言えば、以下のような商品を意味します。

  • 新車
  • 新築注文住宅
  • 新型IPhone
  • 最新家電
  • 大手キャリア

同じ中古商品やレンタル市場などの相場と比べて大きな価格差が発生している場合は、プレミア価格が乗っているということになります。本来の機能は一緒でも「新しい」「トレンド需要がある」などの理由によって価格が釣り上げられている商品は本来ほしい機能に対して支払う価格が大きくなり、必要以上に出費が嵩んでしまいます。

車であれば中古車であっても十分機能する製品は多くなっていますし、使用頻度が少ない人にとってはレンタルリースで車代を節約する方法も有用です。住宅も新築は憧れますが、新築価格は住んだ瞬間から中古となり価値が大きく下がってしまうので、こだわらないのであれば中古物件をリノベーションしたり、賃貸を検討することも有効だと思います。

プレミア価格に騙されて支出が大きくなると、貯金が増えていきません。


5. Uber Eats

数百円の配達手数料で家の前までお店の料理を持ってきてくれるのは超便利です。ただ、自炊と比べると調理代や家賃、広告費などのお店のコストも乗ってくるため、長期的に見ると生活費を確実に圧迫します。

生活に関わる面倒を解決するサービスは他にもあります。

  • Uber Eats
  • 家事代行
  • 宅食
  • ミールキット
  • ダスキン
  • 退職代行

面倒を簡単に解決する方法として「お金を払う」があります。もちろん、中には不得意すぎて自分でやるより効率が良いことがありますが、お金で解決しすぎると自分が成長できる機会も失ってしまい、お金がないと問題解決できない人になる可能性もあります。

なるべくなら便利は捨てて、面倒は買うべきです。

ストイックな人であれば、家具やインテリアも既製品を買うよりDIYや100円ショップで代用品を揃える方が節約になります。自炊が面倒、片付けが面倒、退職作業が面倒。。と面倒がことが増えていくと、いくらお金があっても足りません。


6. タバコ

中毒性の高い嗜好品は注意しようという話です。最悪、自分の意思では止められなくなり、浪費家が加速しますし、健康的な体を失います。

タバコ価格
出典:不破雷蔵さん

タバコの価格は年々上がって70年前と比べると5倍以上となります。タバコ以外でもウイスキーやテキーラなどアルコール度数の高いお酒を多用したり、エナジードリンクで体を誤魔化すようなことにお金を使うのは短期的には良いかもしれませんが、長期的には無意味です。

甘いものを食べたり、ドカ食いしたり、脳のスイッチが入りやすく、血糖値が上がって一瞬楽になるかもしれませんが、タバコも強いお酒も効果はすぐに切れて、同じことを繰り返すためにお金を使うようになるので、負の連鎖にはお金を使わない方が賢明です。


7. ゲーム課金

ゲームのキャラクターを育成したり、強い武器を手に入れるために課金しても、結局は運営側の設定次第で上限はいくらでも引き上げられるので、ゲーム課金に終わりはありません。

NFTゲームのように買ったアイテムを誰かに売って利益を出したり、YouTube配信で広告費を稼げる人であれば、ゲーム課金も投資対効果が高くなります。

ですが、ほとんどの人にとってゲーム課金は浪費です。

ゲームの中で強くなたとしてもそれを生かす場所がゲーム外では少なく、汎用性がありません。目的もなくただゲームに時間を消費するのであれば、それは少ない方が有意義だと思います。


8. ペット

命にはお金がかかります。犬や猫の一生を見届けるためには総額200万円ほどかかると言われており、毎日の食事にこだわったり、病気などの状態によってはもっと費用が必要になります。

彼らがいることによって暮らしが豊かになる側面がある一方で、お世話や一緒に遊ぶ時間を考えると、旅行に行けなくなったり、自分の人生に制限がかかることにもなります。

貯金をしてやりたいことがあるのであれば、ペットを飼う決断は慎重にしておきたいです。ただし、現在飼われている方は責任を持って最後まで見届ける必要があります。無責任に放棄することは絶対にあってはいけません。


9. 高額な生命保険や医療保険

人生の中で2番目に高い買い物が生命保険と言われるほど、日本人の生命保険料は世界的に見て高い位置にあります。

生命保険料
出典:ニッセイ基礎研究所

2017年時点での一人当たりの保険料は米国の1.4倍、中国と比べると10倍もあります。昔から「生命保険は入社と当時に入るもの」みたいな慣習が日本にはあるように思いますし、保険のおばちゃんに言いくるめられた後、自動で給料から天引きされているので「生命保険に入っている」という感覚も薄い気がします。

ただし、内容をちゃんと理解した上で確認すると高すぎる保険料を支払わされていたり、不要な保険やオプションをつけていることは珍しくありません。

一度見直しをしてみると、年間もしくは10年単位で見れば、かなり大きな支出を減らすことができます。


10. 借金、カードローン

最後は借金です。最近でこそ与信が簡単になり、誰でも簡単にクレジットカードを発行したり、リボ払いやBNPLのような仕組みが使えるようになりました。

その結果として、投資のために借金をして自殺にまで発展した事件も今年は起きています。

借金の利子には「複利の力」が働き、100万円を年率15%の利子で借りた場合、返済額は115万円となりますが、その後も1円も返済しなければ、115万円に対して利子が加算され、返済額は132万円、152万円、174万円と雪だるま式に増えていく構造となっています。

お金を借りることで利子を返済するために借金するようなことも起きかねないですし、貯金を思うなら、借金には絶対に手を出しては行けません。


貧乏になる考え方

ここまで10件の買っては行けないものを紹介してきましたが、貧乏になる人の共通点は以下のようなところにあると思います。

  • 楽してお金を稼ぎたい
  • 見栄を張りたい
  • 面倒なことはお金で解決したい
  • 手っ取り早く気分を変えたい
  • 流行りに乗りたい
  • 現実逃避したい
  • 新しいものが好き
  • 寂しがり

お金はあくまで手段で目的を達成するための道具です。達成される目的が一過性のものだったり、価値がないのであれば、無駄遣いになりやすく浪費癖が身につくと思います。

まずは何をしたいのか、何のためにお金を使うべきなのかを考えてから支出先を決めると良いのではないでしょうか。