ポジショントークとは?
「ポジショントーク」という言葉に聞き馴染みがない方もいるかもしれませんが、金融の世界では株式を保有したり、何かの銘柄に投資をしている状態のことを「ポジションを取る」と言います。
ポジショントークとは、とあるポジションを保有している人にとって有利な主張をすることです。たとえば、米国株を保有している人が「今後の株式市場を牽引していくのは米国株です」と主張することはポジショントークであると言えます。
ポジショントークの注意点
ポジショントークを使うことが全てにおいて悪いわけではありませんが、注意しなければいけない点があります。
それは、ポジションをとっていない側の意見(自分とは反対側の意見)を考慮しないポジショントークは、不用意に相手の価値観を傷づけてしまったり、自分の意見が正しくて相手の意見が間違っているなどと答えに優劣をつけてしまうことです。
そのようなポジショントークの使い方をすると、一部の層からは人気を獲得できるかもしれませんが、敵対する勢力も現れやすくなるため、自分が傷つけられる対象になってしまう可能性もあり、使い方には注意してほしいと思います。
ポジショントークの例文を紹介
私がSNSで見たことがあるポジショントークで敵を作りやすい言葉を以下にまとめてみました。

強いポジショントークは一部の支持を集めやすい傾向にあり、多用するインフルエンサーは少なくありません。ですが二つ以上の答えを考慮できる人や知識ある人であれば、偏った発言もしくは他人の考えや価値観を曲げている事実として認識されるため、反発を受けやすい傾向にあります。
繰り返しになりますが、相手の立場を考慮してないポジショントークは危険です。
ポジショントークは当たり前
とはいえ、投資をしていれば必ずポジショントークが出てしまうのも事実です。インデックス投資をしている人はそれが自分の最適解だと思うからこそ「インデックス投資は最強!」と主張しますし、ビットコインに投資をしているにも関わらず「仮想通貨はオワコンだ!」と主張する人はいません。
投資家は何かしらのバイアスや偏った意見を持っていることは当たり前です。意見を聞く側もある程度ポジショントークが入っていることを前提で考えることが大切です。
それを過剰に”マウント”と捉えてしまうのは、かえって対立を生みやすくなります。