ビットコインが最も暴落した日
昨日の記事に引き続き、今回は過去8年間で最もビットコイン価格がマイナス方向へ暴落した日を調べてみました。

最も暴落した日はコロナショック真っ只中の2022年3月12日。
ちょうどS&P500も2月中旬を境に3月20日で底を打つまで大きく暴落しているので、株式と連動した動きと言えます。
株式市場とビットコインの相関関係が強くなっているのは過去の記事でも書きましたし、今後のビットコイン価格は米国のインフレ率や政策金利の引き上げなどに大きく影響されていくことが強く期待されています。
ビットコインが弱い局面
株式市場の影響以外で過去のビットコイン価格を大きく暴落させた要因を考えると、私の記憶に残るのは以下のような事案です。
- マウントゴックス事件
- コインチェック事件
- 中国の仮想通貨規制
ビットコインを筆頭にした仮想通貨相場が売られやすくなる局面というのは、取引所から膨大な仮想通貨が盗まれてしまった時や国の規制が入った時でした。
昨日の記事でもビットコインが大きく上昇する要因が「法改正」であることを主張しましたが、上がる理由がそれなら、暴落する理由もまた「法律」である可能性が高いです。
ただし、暴落するための法律とは仮想通貨の取り扱いを禁止したり、株式など他の金融商品と区別して扱われてしまうことです。
今後ビットコインへ投資をする人、もしくは既に投資をしている人は取引所から仮想通貨が盗まれたり、その影響で法律が悪い方向へ変わることによって、大きな価格変動を生むリスクを背負っていることを認識しておく必要があります。
暴落後の上昇相場
下落率が高かった日を見ると、その後の上昇相場が大きかったこともわかります。

これまでのBTC価格推移を俯瞰で見れば、2021年末までは過去最高値を更新し続けています。2022年以降はご存知の通り株式市場同様に下落続きではありますが、過去の例に習えば、その後に大きな上昇局面が来る可能性があるわけです。
相場は大きく価格がプラスに動けばマイナスに動く力も強くなり、債券のような価格変動が小さい銘柄であれば、マイナスに動くことも少なくなります。
価格変動が大きいということは、プラスにもマイナスにもどちらもに可能性があるというのが相場の面白いところですので、ビットコイン相場が下落し続けている2022年ですが、あまり悲観的になりすぎないことも重要かと思われます。