ビットコインが最も上がった日

2014年9月から2022年10月までの約8年間でBTC価格が最も上がった日を調べてみました。

ビットコインが最も上がった日


最も上昇した日の上位3日はどれも2017年です。

2017年といえば、日本で資金決済法が4月に改正され、世界で初めて暗号資産交換業が法律で認められた年となります。


当時は暗号資産交換業が認められたことにより、次のビットコインのように暴騰する銘柄を狙う投資家が爆発的に増えたことで、史上最大のアルトターンが訪れた時期です。


ただし、資金決済法が制定された2017年4月1日、もしくは法案が成立した2016年5月にはどれほどビットコインの値段は上がっていなかったにも関わらず、2017年5月以降から価格が徐々に上昇し、2017年7月20日に+24%も株価が上昇し、12月7日には1日で価格が+25%も動くこととなります。

ビットコイン2017年相場
出典:coinmarketcap(2017年1月〜2018年1月までの価格推移)

そう考えると、事が起きてから実際の価格が大きく動く日が来るまでには、かなりのタイムラグがあるともいえるはずです。


今後ビットコインが暴騰する要因

2017年の仮想通貨相場を考えれば、ビットコインにとって法改正は強い追い風になるということが言えると思います。

個人的な考えですが、今後期待したい法改正は以下の通りです。

    1. 暗号資産取引の分離課税(税率は一律20%、3年間の繰越控除が可能)
    2. 自社発行のトークンは法人税の対象から外す
    3. マイクロペイメントを非課税にする
    4. 仮想通貨ETFの発行許可

これらのどれか1つでも法改正されれば、今以上に投資額が増えることが予想されます。仮想通貨はまだ生まれてから13年しか経過しておらず、法律の整備が追いついていません。それが大きなボラティリティを産む原因となりますが、逆に言えばそういうリスクがあるからこそ、今後株式や債券市場のように整備された時には大きな金融市場になり得る可能性があります。


投資は自己責任

仮想通貨は時にドルやユーロなどの法定通貨に敵対する存在として見られる事が多く、先ほど上げた法律案が拒否され続ける可能性も当然あります。金(ゴールド)や株式など既にある金融市場でお金を稼いでいる人にとっては面白くない話かもしれません。

投資に絶対はありませんが、リスクを取る事で得られるリターンもあると私は思います。