旅行・鉄道関連銘柄ランキング

政府の全国旅行支援がスタートしたことにより、旅行需要が急激に上がっている中、企業の業績や株価にも注目が集まっています。

今回は旅行と鉄道関連銘柄となる41社の中から気になる数値の高い企業をピックアップしてみたいと思います。最後には私が気になっている銘柄もご紹介しますので、最後までご覧いただけると嬉しいです。


株価成長率ランキング

まずは2022年10月14日終値までの年初来株価で最も成長した銘柄を見ていきましょう。

旅行・鉄道関連銘柄株価ランキング


最も株価を伸ばしたのは、韓国からの訪日観光客に対して交通やホテルやレストランの手配を行うハナツアーです。

ハナツアー株価
出典:kabutan

日本の入国制限(水際対策)の報道に対して株価が大きく反応しています。5月は岸田首相が訪問国のイギリスで「6月には他のG7(主要7カ国)諸国並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策を更に緩和する」表明したことによる上昇とも考えられます。


2番目に株価上昇率の高かったのは、愛知県を中心に各地でホテル事業を展開するABホテル。四半期の経常利益が前年同期比19倍となることを7月29日に発表後、株価は8月より急激に上昇しました。

ABホテル株価
出典:kabutan

宿泊ニーズの高い立地での運営や客室単価の調整を行った結果、既存31店舗の平均宿泊稼働率は80.3%となり、営業利益、経常利益、四半期純利益いずれも第1四半期累計期間における過去最高益を更新しました。


PERランキング

続いてはPERランキングを見ていきます。

旅行・鉄道関連銘柄PERランキング


PERが異常に高くなっているのは、帝国ホテル(9708)と富士急行(9010)ですが、人気が高いというよりもコロナによる大打撃でつい最近まで赤字経営となっていたのが、黒字転換したため利益が低く、PERが高くなりすぎてしまっている現状です。

帝国ホテル決算数字
出典:kabutan

高すぎるPERを見た場合には、その数字だけで判断せず、コロナ前の利益率や今後の見通しも含めて確認をしていくべきでしょう。


売上成長率ランキング

次は今期発表している通期見通しと前期の実績を比較した売上成長率が高い企業のランキングを見ていきます。

旅行・鉄道関連銘柄売上成長率ランキング


今期の売上成長率が最も高いと予想されるのは、近鉄グループホールディングス(9041)でした。近鉄GHDの事業は運輸(鉄道、バス、タクシー)、不動産、流通(百貨店、飲食)、ホテル・レジャー事業の4つに分散されますが、中でも2023年1Q決算では旅行業以外の業務委託に注力したことにより前年の2倍以上の売上を確保しています。

近鉄GHD決算資料
出典:近鉄GHD決算資料(2023年3月期 第1四半期)

JALはコロナ以降の業績に大変苦戦していたため、2022年以降の見通しもコロナ前までは回復できません。ですが、前年実績が低すぎたため今期見通しの成長率が大きいように見えてしまうこともあります。

JAL業績見通し
出典:日本航空の決算説明資料(2023年3月期 第1四半期)

JALの2022年の見通しとしては、日本企業の出張需要を中心に国際線収入を前年の5倍まで引き上げる予定です。


配当利回りランキング

最後は配当利回りの上位銘柄を見ていきます。

旅行・鉄道関連銘柄配当利回りランキング


最も配当利回りが高かったのは学生マンションなどの不動産事業を展開する毎日コムネット(8908)。2019年より年間配当金額は1株あたり28円と変化はありませんが、2019年までは8期連続増配しており、配当利回りも比較的高い水準を維持しています。

毎日コムネット(8908)配当利回り
出典:IRbank

合宿旅行.comというサイトを運営する同社ですが、売上は増加しているものの未だ合宿旅行等の多くが中止となっているそうです。


物流大手となる日新(9066)も配当実績は年々増加傾向にあります。配当利回りは3%を上まっている時期が高く、高配当銘柄と言えるでしょう。

日新(9066)配当利回り
出典:IRbank


注目銘柄

今回は様々な銘柄を紹介してきましたが、資料を作成している中で私が最も気になったのは以下の2社となります。

  • JR西日本(9021)
  • JR東海(9022)

次の記事では、JR西日本(9021)について細かく解説していきます。