オリックス株の長期保有

先日、NTTの投資シミュレーションが面白かったので、次も日本の高配当株として有名なオリックスの投資をを想定した投資結果を作成してみました。

オリックスもNTT同様に累進配当を繰り返す企業、これまでの配当実績(分割調整後)を見ると右肩上がりで推移していることがわかります。

オリックスの配当実績と配当利回り


今回はNTTと比較しながら、オリックスの強み・弱みを解説していきます。


年間配当金はいくらになる?

累進配当を続けるオリックス株を2010年から毎年120万円投資すると、年間配当金はいくらもらえるのか。IRBankの数字を使いながらシミュレーションしてみました。


オリックスの配当と運用益シミュレーション


累進配当を続ける企業だけあって年間配当額は初年度1万円から13年目となる2022年までの年間配当金額は一度も減っていません。さすがです。

ただし、18年3月時点で638万円あった運用益が2020年までに90万円にまで減らされる事態に陥ります。


事業の違い

オリックスの事業は国内外を相手にしたリースや不動産、保険、再エネなどの幅広い事業を展開する金融複合事業です。

オリックス事業ポートフォリオ
出典:オリックス決算説明資料(2023年3月期第1四半期)

ポートロフォリオが幅広く分散されてるものの「マクロ経済の影響を受けやすい」という特徴を持っており、トランプ政権時代の米中貿易問題やコロナショックが起きると株価は急落してしまい、握力が弱い人であれば、資産を保有し続けられず売却してしまう懸念も生まれます。

対して、先日シミュレーションをおこなったNTTは国内の通信インフラ事業のため、マクロ経済の影響は受けにくく、国民のライフラインとして日々使われ続けるため、運用益も配当も大きく下がることはなく、2016年から2019年までは成長が停滞するも長期的には右肩上がりを続けていました。

NTTの配当と運用益シミュレーション


NTTとオリックスの運用益および配当収入の推移は事業の違いによって取るべきリスクが変わることをわかりやすく教えてくれる事例だと思います。