メルカリ貧乏から学ぶ
とある記事によれば、メルカリで貧乏になってしまう人の特徴として以下のようなことが挙げられるそうです。
売れる不用品を売らない
高値で売れる商品(自分にとっての不用品)でも「もったいない」「もしかしたら使うかもしれない」という心理で断捨離する機会を逃してしまう人がいるそうです。オフシーズンになってしまえば売値も下がりますし、迷っている間に本来手元に残る資金が少なくなってしまうので、結果として貧乏になりやすい状態へと陥ります。
予算以上にメルカリで商品を買う
メルカリで値段が安い商品を沢山仕入れるあまり、予算以上の買い物で支出が大きくなる人がいるそうです。節約や支出削減でメルカリを利用する目的があるにも関わらず、通常通りもしくはそれ以上にお金を使ってしまうのであれば、メルカリユーザといえど、ただの浪費家です。
仕入れ値が高額になりやすい
メルカリでは高額商品ほど高値で売りやすい傾向がありますが、結局は買値を下回る値段で手放すことが多く、いくら高額商品であっても買値と売値の差はマイナスになることは珍しくありません。高額商品ばかり仕入れると結果としてマイナス額が多くなるため、買いたい商品は値段やリセールバリューだけでなく、本当に欲しい商品かどうかを考えることが必要になります。
メルカリで時間を無駄にする
メルカリで商品や値段を気にしていると時間を使い過ぎて、結果として節約にならず低賃金バイトと同じ状態に陥ります。仮に100円節約するのに1時間使えば、時給100円の仕事に1時間取られていることと同じになりますので、効率が悪いですよね。
節約のバランス感覚
節約も投資もお金に関することに関しては、バランス感覚がとても大切だと思います。やり過ぎると目的と手段が逆転して、何のための節約をしているのかわからなくなってしまうんです。
たとえば、健康管理が目的でダイエットを始めたにも関わらず、体調が悪くても走り込みや食事制限を続けてしまえば、体調を更に悪化させてしまい、当初の健康管理という目的が達成されず、「ダイエットすること」が目的となってしまうのと一緒です。
このバランス感覚を大事にするためには、2つのことをやり過ぎない必要があります。
時間をかけ過ぎないこと
1つ目は「時間」をかけ過ぎないことです。
たとえば、節約なら電気代や食費などの変動費を節約するより、スマホ代や保険料などの固定費を1度契約を見直す方が時間もかかりませんし、節約効果も比較的高い傾向にあります。
また短期的な利益より長期的な利益を優先できる考え方も重要です。食費はたくさん我慢すれば大きく支出を減らすことができますが、我慢し過ぎては節約も長くは続きませんし、健康面や精神面を意識しないと体調不良を繰り返して病気などで医療費が嵩んでしまいます。短期的には節約効率が悪くても、長期的に考えれば効率良くなることは結構多く存在します。
投資でも短期的な利益は見込めないけど、長期的には大きな利益を得られる可能性が高いインデックス投資も正にその考え方です。時間をかけて個別株を勉強しても指数に勝つことは難しく、元本割れリスクが高くなることの方が多いと思います。
節約も投資も短期的な利益を求め過ぎず、無理のない範囲で楽しく続ける方が成功しやすいと思います。
お金をかけすぎないこと
2つ目は「お金」をかけ過ぎないこと。
メルカリで言うなら、高額商品を買い過ぎたり、節約アイテムや時短家電を買い過ぎて予算オーバーになるようなことは明らかにやりすぎです。何事も人によって合う合わない(得意不得意)がありますし、急に進め過ぎて失敗すると、後戻りが大変です。
何かを始める際には少額から始めれば大きな失敗を避けることができますし、仮に失敗したとしてもその失敗を活かして新たにチャレンジするまでの時間を短くすることができます。
投資でも「少額・分散・長期・積立」はとても重要なキーワードです。何事もやりすぎない程度のバランスを見つけに行くことが大切なんです。