食品ロスの現状
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨ててしまわれる食品のことです。日本では食品ロスが年間500万トン発生しており、そのうち家庭からの食品ロスは247万トン(全体の47%)も排出されています。
出典:消費者庁国民一人当たりに換算すると、毎日おにぎり1個分に相当する食べ物が捨てられている現状です。
食品ロスを減らせれば日本の税金も削減できることはご存じでしょうか?日本のゴミ処理事業経費は2兆円を超えており、このうち4割程度が食品関連だと言われています。
出典:消費者庁私たちがゴミを出さないことで税金を節約することにもなり、ゴミを出さなければ商品を買うお金も節約することにもなりますので、そのお金を本当に使いたいものに利用したり、将来の資産運用や貯金に回すことができれば、一石二鳥の効果が生まれます。
投資のシミュレーション
仮に毎日おにぎり1個分のお金(150円)を節約できるならば、月間で4,500円分の投資をすることができるようになります。それを20年間(投資の利回りは5%)で続けた場合の資産は183万円となります。
出典:新生銀行たかがおにぎり1個分の節約でも毎日続ければ、これだけまとまったお金になりますし、国の税金も削減できるのならばやらないてはないはずです。
食品ロスへの対策
では具体的にどのようなことをすれば良いのか。消費者庁が提案することは以下の3つとなります。
出典:消費者庁買いすぎるタイプ
以下の項目に該当する人は「買すぎタイプ」の傾向ありです。
【買すぎタイプの特徴】
- 買い物が大好き
- 買いだめする癖がある
- セール品をつい買ってしまう
- 家にある在庫を把握せず同じものを買う
- 使いかけの食材や調味料がたくさん
- 消費期限切れの商品を放置している
- 冷蔵庫や食品庫が常にいっぱい
買い物前に家や冷蔵庫にある食材と賞味期限をを確認し、買い物に行く際は必要な分だけを買うことに注意すれば、買すぎ(お金の使いすぎ)は減らせるはずです。
賞味期限が切れそうな食材は見えやすい位置に保管・整理しておきつつ、買うべきお買い物リストは事前に用意しておくとよさそうですね。
作りすぎ、食べ残しタイプ
作りすぎに関しては料理テクニックが重要なのでレシピサイトや本で勉強したり、冷凍保存などで時間が経っても出来る限り美味しく食べられる調理方法を習得すると良いでしょう。
YouTubeやInstagramなどで料理レシピを公開しているアカウントは沢山あると思います。