人生100年時代とは誰が言い出した?

人生100年時代とは「LIFE SHIFT」の著者であるリンダ・グラットン教授が提言したことが始まりです。



日本の平均寿命は年々上昇しており、2050年時点で100歳以上の高齢者人口は100万人を超えると予想されています。寿命が伸びることによって必要な生活費と労働時間も増え、今ある仕事が機械化や終身雇用崩壊によって何度も勉強して転職を繰り返すことが求められる時代になるというのがリンダ・グラットン氏の主張です。


人生100年時代の構想

人生100年時代においては、日本政府(厚生労働省)からもメッセージが発信されています。


上記に記載されている内容を簡潔に言えば「育児や介護の負担削減、教育と訓練により労働人口を増やしていく」という内容です。

【具体的な取り組み】
  • 幼児教育の無償化
  • 待機児童の解消
  • 介護人材の処遇改善
  • 職業訓練(リカレント教育)の拡充
  • 高齢者雇用の促進

おかしい人生100年時代

少子高齢化によって人口が減少していく日本において、労働人口の割合を増やしていく政府の考え方は間違っている部分もあると思います。

労働人口割合が増えたとしても母数の人口が減少し続けるので、結局は労働人口が減少し続けますし、焼石に水だからです。進めるなら人口全体を増やすか、一人当たりの労働生産性を高めていくことが根本的な解決となります。


人生100年時代で必要な知識

最近でこそ金融教育が2022年4月から開始されましたが、現代の教育は実際の仕事(もしくは収入アップ)で使うスキルと比べると大きな差があります。

お金のことで言えば、副業や節税に必要な知識となる控除や確定申告の方法なども十分ではないと思いますし、投資家や会社に所属するサラリーマンであれば決算書やファイナンス知識を積極的に教育する機関は少ないはずです。

【労働生産性を上げるために必要な教育】
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考(ロジカルシンキング)
  • 的確な問題設定をする力
  • 課題を解決する能力
  • マネジメント経験
  • 組織を統率するリーダーシップ
  • モチベーションを維持する力
  • ストレス耐性
  • ハラスメントや犯罪を起こさない人格
  • 英会話やプログラミングなどの技術力
  • 資産運用に必要な金融知識

上記のような仕事に使える経験や知識、金融所得を増やすスキルを早い段階から身につけることが将来の労働生産性を上げることにつながると思いますし、現在働いている人であっても学ぶ直しできる仕組みや政府の取り組みが必要です。

いくら人生100年時代と言っても、高齢者が若者世代と同等に働けるような世の中ではないはずです。若いうちから資産をできる限り蓄えつつ、老後は金融資産で稼ぐのが理想。70歳、80歳でも働き続けるのはしんどいです。