女性の高収入はいくらから?
国税庁が発表する民間給与実態統計調査によれば、令和2年度において女性が年収500万円を稼げば、上位12.1%に入ることがわかります。

男性であれば上位43.1%に分類されるため、同じ年収500万円でも女性の場合はかなりハードルが高いことが理解できます。
「いくら稼げば女性は高収入か」という定義を決めるのは難しいですが、年収400万円あれば上位22.8%、年収300万円なら上位40.1%に入ることとなりますので、女性で年収400万円以上なら十分高収入だと言えるはずです(個人的な見解です)。
年齢別の平均年収
年齢別の平均年収を見ると、女性の場合はほとんどの世代において年収300万円付近となり、男性のように給与が右肩上がりではありません。

25歳から59歳までの平均年収は311万円〜321万円のわずか10万円の間で推移し、60歳以上となると、男性と一緒で平均給与が下がっていきます。
勤続年数別の平均年収
男性は年齢が高いほど年収を上げやすい一方で、女性は年齢があがるほど年収が上げにくい構造となっているかと思いきや、女性も勤続年数が長いほど平均給与は高い傾向にあります。

勤続年数1年〜4年と30年〜34年までの成長率を比較すると、男性が+110%(315万円→662万円)の成長に対して、女性は+76%(244万円→431万円)となります。
同じ勤続年数であっても2.4割ほど女性の方が評価を受けにくい傾向があるようです。
まとめ
女性は年収400万円以上稼いでいるのであれば、「高収入」と言える範囲だと思います。
ただし、物価や税金などは男女で区別がありません。
男性と同じ生活水準を女性が維持しようと思うと難しく、毎日の生活で裕福さを感じるには足りない可能性もあります。
男性も女性も今以上に稼ぎやすい日本になってくれたら良いなと願いますし、株式投資であれば男女関係なく、入金力以外は実力勝負なのでそういう世界観も悪くないと思います。