投資「やめとけ」と言われる理由

「投資はやめておけ」と言われる理由を一言で言えば、投資を始めたばかりの人にとって「儲けやすい投資」と「儲からない投資」の区別をつけることが難しく、儲からない投資ほど世の中に蔓延しているからだと思います。

知識のない投資初心者にとって、投資とは「大量のハズレくじが入ったくじ引きを引く」ようなものです。


世の中には様々な金融商品が存在しますが、その中で儲かる可能性の高い投資は少ないように感じます。体感としては全体の1割もない程度ではないでしょうか。

仮に1割だとして、投資初心者がその1割の金融商品にたどり着かない可能性、もしくは残り9割の危険な投資商品に手を出してしまう可能性は案外高いと思います。

だからこそ、投資は「やめておけ」と言われることがあるんだと思います。

仮に全ての投資詐欺やSNSでの不当な勧誘、大手金融業者で扱う手数料の高すぎる投資商品などを政府や警察が取り締まることが出来れば、投資のハードルはかなり下がるんだと思います。


絶対に注意したいこと

では、投資初心者が儲からない可能性が高い投資、もしくは投資詐欺に引っかからないためにはどうすればいいのか。

私なりに以下の点には注意してほしいと思います。


1. 購入者を限定する投資

投資セミナーやネット広告などで限られた人にしか販売されていない投資商品は詐欺である可能性が高くなります。

「◯名限定で案内している未公開株です」「私募ファンドで定員数以上の資金を集めることはしていません」など、限られた人への案内であれば世の中がその価値に気づいておらず儲けやすいと想像してしまいがちですが、基本的にそんな”うまい話”はありません。

知人や友人から紹介される投資にも注意しましょう。まともな投資というのは、どこの銀行や証券会社でも買うことができます。


2. 購入時期を限定する投資

購入者だけでなく、購入時期を限定する投資も危険です。

「今しか提案できません」「締め切りは◯月×日までです」など申し込みや購入時期を限定する投資は詐欺の可能性がかなり高くなります。

基本的な投資の仕組みとしては「安く買って、高く売る」というのが定説です。そして「高く売る」ということは、誰かかが高値で買わなくては投資家は高く売ることができませんし、取引が成立しません。

購入者や購入時期を限定することで高く売り抜けることができなくなるため、辻褄があわず、詐欺の可能性が濃厚になります。


3. 購入方法を限定する投資

日本で投資する以上、金融庁の登録がある業者の証券口座以外に投資資金を送金することはありません。

たとえば、個人口座や聞いたことがない法人口座にお金を送金する場合は詐欺である可能性が高くなります。

投資資金を送金する場合は金融庁HPから登録業者であるかを自分で確認しましょう。


売り手に確認をしても「登録してます」と嘘をつかれたら、見抜くことができません。

加えて、1口100万円からと高額な購入金額が設定されている場合も危険ですので、注意が必要です。


4. 高いリターンを保証する投資

SNSでは「月利20%」「レバレッジで少額から狙える」など短期間で高いリターンを出しているような投資が蔓延っていますが、そう言う投資には高いリスクがあり、資産を早々に無くしてしまう危険が高くなります。

投資初心者で高いリターンを狙うのは危険な行為です。「やり方次第」「投資ノウハウがある」などの謳い文句に騙されず、近寄らないのが賢明ですし、リターンや投資元本を保証するようなことがあれば、それは間違えなく詐欺です。


5. 有名な投資ほどリスクが高い

2020年にコロナが世界中で蔓延した後、巣篭もり銘柄として米国株のZoomへの投資が人気化しました。急激な業績成長とともに株価も急上昇しましたが、2022年9月時時点では、コロナ前の水準まで落ち着いてきました。

Zoom
出典:Google Finance

Zoomだけに限らず、その時期によって話題となる銘柄が出てきますが、その度に流行りに乗ってしまうと、トレンドが終わった時に大きな損失だけが残る可能性があります。

決して短期的なトレンドには騙されないことも投資初心者には重要です。


まとめ

投資を「やめておけ」と言われる理由は、投資初心者にとって「まともな投資(商品)を見極めるのが難しいから」だと思います。これから投資を始める際には以下の投資には気を付けていきましょう。

【投資初心者が避けるべき投資】
  • 未公開株
  • 私募ファンド
  • 締め切りがある投資
  • 決まった会社でしか取引できない投資
  • 高いリターンを狙う投資
  • 月利20%、レバレッジ取引
  • 元本保証される投資
  • 話題になっている銘柄

他にも具体的な投資を知りたい方は以下の記事をご覧ください。