家計が苦しい
2022年7月の消費者物価指数は前年同月比で2.6%成長し、生鮮食品およびエネルギーを除いた総合CPIを見ても+1.2%と今までにないほど商品やサービスの価格が上昇している日本。
出典:総務省統計局当然、商品価格の引き上げの影響は家計を圧迫しており、株式会社LENDEXの1,047人を対象にした調査によれば、77.7%の家計が値上げによって生活に影響が出たと回答しました。
出典:株式会社LENDEX間違った節約
株式会社LENDEXの調査を見ていくと、値上げに対しての対策は全世代「ポイ活」と回答する割合が高く、次いで「家計簿管理」と「資産運用」という手段が多いことがわかった。
出典:株式会社LENDEX加えて、支出削減の方法として最も多かったのが「出来るだけ安い物を買う」「外食を控える」など、食費や生活費の削減を意識する声が多いこともわかっています。
出典:株式会社LENDEX変動費と固定費の違い
支出は「変動費」と「固定費」のに種類に分ける事が出来ます。
変動費とは、毎月の支出額が大きく変動しやすい食費や交際費などに係る費用のこと。固定費とは、家賃や保険料など使用頻度にかかわらず毎月必ずかかる支出のことを意味します。

一般的に節約を始める際は、変動費を減らすより固定費を節約する方がストレスが少なく、大きい額の支出を抑える事ができるため、まずは固定費の見直しから行うのが節約の常套手段です。
固定費の効果が大きい理由
固定費節約の効果を「通信費」を使って解説していきます。
スマホの通信費を大手キャリアから格安SIMへ乗り換え契約すると、キャリアやプランにもよりますが、毎月数千円の節約が可能です。
仮にキャリアの乗り換えによって毎月5,000円の通信費を節約できた場合、年間で節約できる金額は6万円(= 5,000円 × 12ヶ月)となります。
スマホの利用を考えれば、今後数十年単位で使うでしょうから、10年単位で見ると、たった1回の乗り換え契約で60万円の支出を抑えることが出来きるはずです。
しかも、通信費を見直す行為は契約や競合比較など最初の手間はあるものの、一度契約が完了してしまえば、あとはほったらかしでストレスがありません。
何のストレスもなく、毎月の少しずつ支出を抑えることで、長期で見た場合には数十万円のお金が自分の手元に残る計算となり、効率的です。
同じ60万円の支出を変動費で節約しよう考えてみてください、食費で60万円の節約は結構ストレスがかかると思いますし、欲しい服や家電を我慢したり、友達の誘いを断り続ければ、ストレスだけでなく、他にも色々失いそうですよね。
なので、節約は固定費から見直していくことが鉄則となります。