つみたてNISAでの後悔

つみたてNISAを始めようと思うと証券口座をを開設したり、投資先を選ぶなど、初めてのことで不安がたくさんあるはずです。

作業自体は簡単でも選択肢がたくさんあり、結局何を選んでいいのか。。とわからなくなることも多いと思います。

そこで今回は特に間違えやすい項目や失敗例を紹介していきます。

事前に知っておくことで面倒な作業が楽になりますし、後悔しない投資をするためには知っておいて損はなしです。


ネット証券以外で口座開設してしまう

つみたてNISAなど投資を始めようとすると、必ず必要になるのが「証券口座」です。

この証券口座というのは、証券会社だけでなく、銀行、郵便局など金融庁に認められた金融機関であればどこでも開設をすることができます。

【証券口座を開設できる金融機関】
  • 大手証券会社
  • 銀行
  • 郵便局
  • 保険会社
  • ネット証券
  • 投資信託の運用会社

私たちは上記のような選択肢の中から身近な金融機関を使って証券口座を持つことができます。

若い方でれば、インターネットやスマホアプリを使って大手ネット証券を使ったり、ロボアドバイザーやポイント投資などのアプリ経由で証券口座を開設する人が多いですし、年齢が高くなると大手銀行や証券会社の窓口で口座を開設する人が多い傾向にあります。

つみたてNISA申し込み方法
出典:投資信託協会

ではどうしてネット証券以外で口座開設をしてしまうと、後悔するのか。


選べる商品が少ない

後悔してしまう理由の1つは選べる金融商品が少ないということです。

証券会社や銀行、郵便局の窓口で選べるつみたてNISAの対象銘柄は数商品から十数商品以内です。


対して、ネット証券で選べる商品数は180種類を超えます。

なぜ窓口だと選べる商品数が少ないのか。

それには構造的な問題があり、運営に人件費がかかる窓口では手数料の安い金融商品を販売しても採算が取れません。

事業を黒字で運営するためには顧客にとって不利となる「高い手数料の投資信託」を買ってもらう必要があります。

そのため、手数料の安いつみたてNISA銘柄の取り扱いが少なくなるわけです。


口座の移動手続きが手間

ネット証券以外の金融機関で口座開設すると後悔する2つ目は、口座の移管手続きになります。

つみたてNISAは1度でも積立を開始してしまうと、同じ年に口座を他社へ移動させることができない決まりになっています。

投資したい商品が銀行や郵便局で取り扱いがない場合、ネット証券に口座を移動させるには最大1年待たなければいけません。

加えて年末に行う移行手続きも書類を作成したり、郵送したりなどで手間が結構かかり面倒です。

ネット証券以外で口座を開設する際には十分に吟味した上で選択するよう注意が必要です。


特別口座(源泉徴収あり)を選ばなかった

証券口座とつみてたてNISA口座を開設するためには、以下の3つの証券口座から口座の種類を選択する必要があります。

【証券口座の種類】
  • 一般口座
  • 特別口座(源泉徴収なし)
  • 特別口座(源泉徴収あり)

一般口座と特別口座(源泉徴収なし)の口座を選択した場合、投資(つみたてNISA以外)で利益を出すと、自分で確定申告をする必要が出てきます。

特別口座(源泉徴収あり)を選択すれば、仮につみたてNISA以外での投資で利益が出たとしても自分で確定申告をする必要がなく、証券口座を開設した金融機関が自動で税金額を引いた利益が口座に振り込まれます。

多くの人は「特別口座(源泉徴収あり)」を選ぶべきだと私は考えますが、つみたてNISA以外の投資で年間数万円の利益にこだわる人は特別口座(源泉徴収なし)や一般口座を選ぶかもしれません。

ただし、数万円の利益に対して手間が見合わないと思います。

つみたてNISAを開設後、後悔が少ない方を選ぶのであれば特別口座(源泉徴収あり)を選んでおきましょう。


とりあえず満額40万円を入れる

最後、つみたてNISAで後悔しがちなことは投資金額と現金の保有バランスを間違えてしまうことです。

毎月の投資金額が多過ぎてしまうと、想定外の含み損を抱えてしまうリスクや生活費が圧迫され無理しがちな節約を強いられることになります。

ですが、投資金額が少なすぎると将来のリターンが減ってしまうので、最適なバランスを自分で見つける必要があります。

最適な現金比率は以前記事にもまとめたので、お時間ありましたら以下の記事をご覧ください。


この最適なバランスを知らずに投資上限である年間40万円を満額投資してしまうと、後で困ったことになります。

困ったことというのは、投資金額が多過ぎて後から引き出そうとした時に株価が暴落し含み損だった場合、貯金をした時よりも自分の資産を減らしてしまうことになります。

つみたてNISAは長期投資に向いていますが、数年で資産を引き出そうとすると含み損になってしまう場合もありますので、投資する際には少なくとも10年間は引き出さなくても良いお金を投資に回すべきです。

加えて投資金額が少なすぎると、つみたてNISAは年間40万円の非課税枠を翌年に繰り越すことができないため、非課税制度の恩恵を十分に受けれなくなります。

つまり、投資金額は多過ぎても少な過ぎてもダメなわけです。

お時間がある方は先ほど紹介致しました最適な現金比率の記事をご覧の上、是非ご自身に合った現金比率を見つけて下さい。


つみたてNISAの失敗を防ぐ方法(まとめ)

今回ご紹介したつみたてNISAで後悔してしまう失敗を防ぐ方法は以下の通りです。

【つみたてNISAの失敗を防ぐ方法】
  • 口座開設はネット証券
  • 特別口座(源泉徴収あり)を選択する
  • 自分に合った投資と現金のバランスを考える

調べれば簡単に分かることですが、意外にも「気づかなかった」と思われることもあります。

ただ知ってるか知ってないかの違いで、後に後悔をするかしないか大きな違いになるはずです。

是非、つみたてNISAを始める前に抑えておきましょう。