子育ての経済的な負担

子育てや出産を考える上で経済的な事情を考えない人はいません。

内閣府が子育てにかかる経済的な負担を調査したところ、学習塾や習い事、保育に係る費用が最も経済的負担になっていることがわかってます。

経済的負担の大きいもの
出典:内閣府「少子化社会に関する国際意識調査」

文部科学省によれば、年間の学校外活動費は以下のとおりです。

学校種別の学習費総額
出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について 」

学習費総額に対して3〜4割の費用が学校外に費やされます。

幼稚園3歳から高等学校第三学年までの15年間の総学費541万円から1,830万円を考えると、そのうちの3割(約162万円〜549万円)を学校外の教育費として支払う計算になります。

15年間の学習費総額
出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について 」

日本は子供が産みやすい?

子育てにかかる経済的な負担が「特にない」と回答した割合が一番大きかったスフェーデンでは、子供が生みやすい国だと思うと答えた割合が97%となっています。

子供を生み育てやすい国だと思うか
出典:内閣府

スフェーデンでは教育費の支援や軽減、育児休業中の所得保障が充実しているためです。

子供を生み育てやすい国だと思う理由
出典:内閣府

日本では少子化対策となるような子育て世代に対する経済的支援が弱く、中でも最も急務なのは教育にかかる費用です。

他の先進国同様に教育費の支援や軽減が実行されれば、経済的にも豊かな国になるはず。