永遠になくならない投資詐欺ですが、今週も投資関連のトラブルが話題になりました。
TKO木本武宏(51)、松竹芸能退社へ 出演番組降板続々 仮想通貨投資持ちかけ5億円以上集めトラブルに https://t.co/vQ0UPy4upW
— ツイッター速報 (@tsuisoku777) July 22, 2022
絶対に儲かる投資はない
この手のニュースが拡散される度に話題になるのが「絶対に儲かる投資はない」「ポンジ・スキーム」です。
投資詐欺トラブルに数多対処してきた経験から申し上げると、本当に儲かるビジネスや投資なら、絶対他人に教えず自分でコッソリやります。
— ブラック企業アナリスト 新田 龍(労働マナー講師) (@nittaryo) July 21, 2022
じゃあなんで儲け話を他人に教えてる人がいるのかというと、「儲け話を他人に教えること」が「儲かるビジネス」だからです。
「ポンジスキームであって詐欺案件ではない」
— もちベーコン (@qxqxqxaquas) July 20, 2022
声に出したい日本語 pic.twitter.com/8D1GMazfNJ
他人からお金を預かり投資をする場合は免許が必要になります。
詐欺師は基本的に金融庁から許可されるべき免許を持っていませんでの、そういう方々にお金を預けてしまえば、基本は戻ってきません。
絶対に儲かる投資が存在するのであれば、今頃金融業界はウハウハです。
世の中それほど甘くはありません。
ポンジスキームとは
ポンジスキームとは、簡単に言えば「架空の金融商品で出資を募り、投資家から大金を集金できた後に逃亡する」という詐欺手法のことです。
第一次世界大戦後にチャールズ・ポンジという詐欺師が起こした手法から名前がついています。
現代でもポンジスキームがなくならない理由は、詐欺手法が巧妙化しているという点です。
架空の金融商品を作り上げる際は、その時話題の金融商品が使われたり増します。
今であれば仮想通貨やNFT、コロナ給付金などが使われますし、その前はコロナワクチンや太陽光発電、リゾート地の不動産事業など、その時代にあわせて儲かりそうな話が巧妙に作り上げられます。
加えて、ポンジスキームの怖い点は1度投資家へ利益を還元させて投資家の信用を得るところです。
一度自分の口座に利益が還元されれば、今度はもっと利益を手に入れたいと思い、大きなお金を投資してしまう人が跡を立ちません。
2回目以降の投資で大金を引っ張るための手法も現代では巧妙化しており、ひっかからない知識が必要になります。
投資詐欺を避ける能力
投資を避けるためには金融知識をつけること以外にも必要なことがあるように思えます。
投資詐欺が話題になると「絶対に儲かる話はない」と知識共有が始まりますが、知識不足だけで詐欺は起こらない気もします。
— Gaz(ガズ)@ブログ更新中 (@gazooblog) July 23, 2022
関係の強い先輩や友人、家族からの依頼を断る能力、推しに弱い性格も関係しているかもしれません。
知識と合わせて自分と相手の将来のために「No」と言える技術も重要ですね。
職場での強いつながりがあって断れない人だったり、過去にお世話になった人や信頼している家族から”お願い”をされたときにキッパリと断ることができる能力も必要です。
実際にコロナ給付金詐欺では、家族ぐるみでの犯行が行われるなどのニュースも話題になりました。
「父親」の身柄確保
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 8, 2022
家族でコロナ給付金10億詐取容疑https://t.co/U7kiX5Zppk
警視庁が詐欺容疑で指名手配していた容疑者(47)が、逃亡先のインドネシアで身柄を確保されたことが8日、分かった。
詐欺から身を守るためには嫌なことは断れる関係性も大切です。