永遠になくならない投資詐欺ですが、今週も投資関連のトラブルが話題になりました。



絶対に儲かる投資はない

この手のニュースが拡散される度に話題になるのが「絶対に儲かる投資はない」「ポンジ・スキーム」です。


他人からお金を預かり投資をする場合は免許が必要になります。

詐欺師は基本的に金融庁から許可されるべき免許を持っていませんでの、そういう方々にお金を預けてしまえば、基本は戻ってきません。

絶対に儲かる投資が存在するのであれば、今頃金融業界はウハウハです。

世の中それほど甘くはありません。


ポンジスキームとは

ポンジスキームとは、簡単に言えば「架空の金融商品で出資を募り、投資家から大金を集金できた後に逃亡する」という詐欺手法のことです。

第一次世界大戦後にチャールズ・ポンジという詐欺師が起こした手法から名前がついています。


現代でもポンジスキームがなくならない理由は、詐欺手法が巧妙化しているという点です。

架空の金融商品を作り上げる際は、その時話題の金融商品が使われたり増します。

今であれば仮想通貨やNFT、コロナ給付金などが使われますし、その前はコロナワクチンや太陽光発電、リゾート地の不動産事業など、その時代にあわせて儲かりそうな話が巧妙に作り上げられます。

加えて、ポンジスキームの怖い点は1度投資家へ利益を還元させて投資家の信用を得るところです。

一度自分の口座に利益が還元されれば、今度はもっと利益を手に入れたいと思い、大きなお金を投資してしまう人が跡を立ちません。

2回目以降の投資で大金を引っ張るための手法も現代では巧妙化しており、ひっかからない知識が必要になります。


投資詐欺を避ける能力

投資を避けるためには金融知識をつけること以外にも必要なことがあるように思えます。


職場での強いつながりがあって断れない人だったり、過去にお世話になった人や信頼している家族から”お願い”をされたときにキッパリと断ることができる能力も必要です。

実際にコロナ給付金詐欺では、家族ぐるみでの犯行が行われるなどのニュースも話題になりました。


詐欺から身を守るためには嫌なことは断れる関係性も大切です。