全世界株投資は日本を含めるべき?

全世界株式インデックスに投資をする際、以下の商品のうち、どちらに投資をすれば良いのか迷ったことはありませんか?

【つみたてNISAおすすめ銘柄上位】
  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

日本を含んだ投資信託に投資をするべきか。

それとも日本は外すべきなのか。

どちらも設定された日が2018年と若いため、今回は指数などを使って検証していいます。


日米の株価を比較

まずは全米株式の半分以上を占める米国株を代表する指数S&P500と日本の株式指数であるTOPIXを比較していきます。

TOPIX vs S&P500(1965年=1)

ドル円相場を考慮してチャートを作ると、1965年から2022年7月までの株価成長率はS&P500よりもTOPIXの方が上回っています。

1965年から1990年までの円高および日本の株高が進んだため、米国株の成長率を大きく上回っています。

平成元年(1989年)当時の時価総額ランキングでは日本が上位を独占していたほど、日本株が最強と言われた時代です。



ただし、1990年を過ぎると日本株は米国株にボロ負けします。

TOPIX vs S&P500(1990年=1)

上記は1990年を1として2022年7月までの株価成長率を比較したグラフですが、米国株が10倍以上になる中で日本株は1以下となっており、1990年代の最高値をいまだに更新できない30年間を過ごしてしまいました。


年間株価成長率をまとめたグラフが以下の通りです。

TOPIX vs S&P500(年間リターン)

1990年を境に日本株が米国株の成長に追いつけなくなります。

日本株が成長しない理由は様々ですが、日本経済が成長しない理由とほぼ同等だと思っています。

その理由を以前ツイートしましたので、是非ご覧ください。


上記のような理由により、米国と日本では経済に大きな差を作ったと考えています。

今後日本経済を成長させるためには、上記のような理由を1つずつ解消していかなければいけません。


意外にも相関がない

日本株と米国株は強く影響しており、両者とも同じ動きをすることが有名です。

ですが、期間をかえて株価を比較してみると、相関関係は違った側面も見えてきます。


S&P500とTOPIXの相関関係
集計期間 相関係数
1965年~2022年0.53
1990年~2022年0.18
2000年~2022年0.67
2012年~2022年0.81

相関係数は±0.8以上を超えると強い相関関係であると言えます。

アベノミクスが起きた2012年以降の日米の株価は0.81と強い正の相関関係があり、両者の株価は同じ動きをしやすい状況になっています。

私たち投資家は2012年~2022年までの株価を強く評価しているので、米国株が動けば日本株も動くと反射的に考えがちです。


ですが、その前の期間で集計すると、0.67、0.18という数値がでます。

一般的に±0.4よりも小さい数値であれば、相関関係はないとされます。

昔のように相関関係が薄まってくると、日本株投資は米国株のリスクヘッジとしての役割が出てきます。


投資の有名な格言の中には「卵は一つの籠に盛るな」という言葉があります。

今後日本と米国株の相関関係が弱まると期待するのであれば、日本株への投資を「分散投資」と考えることも1つの戦略だと思います。

ただし、投資は自己責任でお願いいたします。