資産形成は選択の連続

投資や資産運用は「選択の連続」として考えることができます。

お金の使い方を分けて考えると、以下の通りになります。

【お金の使い方の種類】
    1. 消費
    2. 貯金
    3. 投資

私たちは収入が入る度、もしくは何かほしいものが出てきた際、毎回この3つの選択肢の中からどれかを選び続けています。


たとえば、毎日の通勤で必ずコンビニの前を通ることを想像して見てください。

【500円の使い道】
    1. 500円分お菓子や飲み物を使う(消費)
    2. 寄らずにスルーする(貯金)
    3. 使わなかった500円を投資に回す(投資)

コンビニの前を通る度に毎回この選択肢の中から無意識にどれかを選択肢し続けているはずなんです。

では、その効果を具体的に数字で見ていきます。


毎日コンビニなら資産はゼロ

消費と貯蓄、投資の違い

毎日500円を20日間貯金すると、1か月で1万円(= 500円 × 20日間)

1年間では12万円(= 1万円 × 12ヶ月)になります。

それを20年続ければ、貯金残高は240万円(= 12万円 × 20年間)で上記グラフ(グレー色の線)のようになります。


毎日500円をコンビニで使い続けた場合、毎年12万円を貯めることが出来ませんので、グラフにある赤線のように、いつまで経っても資産はゼロのままです。

反対に500円を投資(年率3%)に回すと、貯金よりも92万円多い330万円の資産を形成できる可能性があります。

これが毎日500円の使い道を選択し続けた結果と言えます。


コンビニに行く回数を減らせば資産は増える

次はコンビニと貯金、投資の割合を変えて測って見ます。

消費と貯蓄と投資を半分ずつ

濃い赤色の線は20日間のうち10日間だけコンビニで500円を使い、残りの資産は全て貯金に回した時の資産推移です。

コンビニに行く回数を半分に減らすと、20年後の資産は120万円となり、海外旅行にでもいけてしまいそうな金額です。


上の濃い緑の線はコンビニに行く回数をゼロ回にして、貯金と投資を半分ずつ実行した場合の資産推移です。

20年間で286万円の資産形成が出来る可能性があります。


まとめ

コンビニに行く回数をゼロにすること(もしくは、なるべく行く回数を減らすこと)が資産を増やす上で最も効果が高いことが理解できると思います。

そして、それを10年継続するより20年継続する方が大きな資産を作れることもわかったはずです。

投資や資産形成はリターンの高い(もしくはリスクの低い)投資先を選ぶことも重要ですが、それよりも大事なのは以下の2点です。

【資産形成で大事なこと】
    1. いかにお金を投資に回すか
    2. 1を継続できるか

この2つ以上に資産を増やす方法はそうありません。