出産で国民年金保険料が免除される
2019年4月より、出産前後の国民年金保険料が免除される制度が開始されました。
2019年2月1日以降に出産(またはこれから)で、国民年金のみなさーん。産前産後の国民年金保険料が4カ月間など免除されます。2022年度で月額16,590円×4=66,360円が免除。自分から申請しないとタダにならないので該当する方はぜひに。出産後の届け出もOK。届け先は区役所等の国民年金担当窓口か、郵送。 pic.twitter.com/aaO1mouObk
— 綾小路麗香/マネー編集者 (@reika_amoney) July 2, 2022
綾小路麗香さんがわかりやすくツイートされています。
詳細は国民年金機構のウェブサイトに掲載されております。
今回紹介した制度のポイントをまとめると、以下の通りです。
【免除制度のポイント】
- 対象は国民年金第1号被保険者(任意加入は対象外)
- 妊娠85日以上の出産(死産、流産、早産を含みます)
- 4ヶ月間の保険料免除される(多胎妊娠は6カ月間)
- 保険料の免除期間も保険料を納付したものとして老齢基礎年金の受給額に反映される
- 国民年金保険料免除・納付猶予、学生納付特例が承認されている場合でも届出が可能
- 産前産後期間は付加保険料の納付が可能
- 出産予定日の6カ月前から届出可能
- 住民登録をしている自治体の国民年金担当窓口へ届書を提出
- 郵送でも手続き可能(届出用紙や記入例はウェブサイトへ)
6.6万円の節約になる
国民年金保険料が4ヶ月分免除されるということは、約6.6万円の支払いがなくなることになります。
2022年度の国民年金保険料は月額16,590円です。
ちなみに過去の保険料の推移は以下の通り。
出典:【関連記事】雇用保険料引き上げ、国民年金保険料は166倍6万円の支出が節約できるのは大きいと思いますので、これから出産を控えている家庭や知り合いがいれば、是非この制度を利用することをお勧めします。