老後資金は5,000万円必要!?
2022年6月27日、東洋新聞が急激な物価上昇により老後資産が5,307万円必要になる可能性を示しました。

世界の物価高に伴って日本のインフレ率も加速したことにより、20年後に必要な老後資金2,000万円の金額が毎年5%ずつインフレで上がっていくと、最終的には3,277万円や5,307万円の資産が必要となる計算です。
日本のインフレ率
総務省から発表された直近の消費者物価指数を見てみると、2022年4月と5月では前年同月比が2.5%となっています。
出典:総務省統計局この2.5%が20年間続けば、老後に必要な資金は3,200万円程度にまで上昇します。
イメージ図は以下の通り。

インフレで投資の難易度が上がる
仮に毎月3万円(年利5%)の投資で2,000万円の資産形成をしようとすると、必要な期間は約27年になります。
出典:新生銀行しかし、老後資産が3,200万円必要になると、その期間は7年5ヶ月も伸びてしまいます。
出典:新生銀行もちろん、入金力を上げたり、運用利回りや自分との相性が良い金融商品を探すことでも解決できるかもしれませんが、投資の難易度は確実に跳ね上がるわけです。
まとめ
今後の物価上昇率が2.5%を維持するのかはわかりません。
ですが「備えあれば憂なし」という言葉があるように、万が一高いインフレが継続してしまった場合は資産形成が遅れてしまうと老後資金の準備も難しくなってしまいます。
将来の危機を少しでも回避するためには、なるべく早い行動が必要だと思われます。