つみたてNISAとiDeCoの次に考える資産運用

つみたてNISAとiDeCoで非課税投資制度を満額利用されている方が投資額を増額させる際、今までとは違う投資先を検討し始めることが多いと思います。

それは投資の分散効果を上げる事でより強力なポートフォリオを手に入れるためだったり、インデックスファンドよりもハイリスクハイリターンな投資商品を求める人など、目的は様々です。

SNSを見ていると、レバレッジも含めたNASDAQ100指数に投資をされていたり、Bitcoinのような株式とは別に資産に投資する方も多いようも思えます。

つまり、インデックスファンドよりも高いリターンを求める人が多く、逆に債券のようなローリスク商品に投資される方は少ないのかなとも思っています。


投資に正解はありませんが、私なりの考えをこれから解説していきます。


コアサテライト戦略

少額非課税制度の枠を全て使い方した後の資産運用で大切なのが、リスク管理です。

無リスク資産との比率は変わらなかったとしても、リスク資産が増えるほど投資リスクは大きくなります。

マイナス50%程度まで下がる可能性のある株式を100万円保有すればマイナスは50万円程度ですが、1,000万円保有すれば一時的にでも500万円失う可能性が出てくるからです。


投資金額が大きくなるたびに意識するべきは「コアサテライト戦略」だと思います。


詳しくは上記の記事をご覧頂ければと思いますが、リスクの高いサテライト資産の比率を間違えてしまうと予想もしない時期に大きな資産を減らしてしまい、人生設計が狂ってしまう可能性があります。

投資額を増やすことは悪いことではありません。

ですが投資額が増えるたびにリターンもリスクも増えていることを意識していくべきです。

特に私たちは投資に向かうときに成功を前提に考えがちですので、リスクが増えていることに意識をおくべきだと思います。


インデックス投資をコア資産とした場合でも、万が一10年、20年もの長い期間含み損が解消されないなどの場合も想定しておくと無駄に大きなリスクを取らなくて済むと思います。


投資以外の使い方も考える

投資額を増やす際に注意して欲しいのは、お金の使い方を資産運用だけに絞らず、他の選択肢も検討してみることだと思います。

ボーナスや保険の解約金など、まとまったお金が入ったらすぐに資産運用にお金を回すのは時期尚早です。

そのお金が10年、20年使う予定がないのであれば、投資でも問題ありません。

ですが、やりたいことや普段の不便を解消できるような事があるのであれば、長期的なリターンを検討してみるべきです。

新しい習い事を始めたり、副業に活かせるようなスキルを身につけるなど、やりたいことであれば何でも検討してみる方が視野が広がります。

天才投資家であるウォーレンバフェット氏も「究極の投資先は自分自身」というように自己投資の価値はとても高く評価しています。