投資が好きになる本

投資のイメージは「難しそう」「素人には手が出せない」「損しそう」など、中々取り組みづらいイメージがあるはず。

今回はそんなイメージを払拭するため、「投資って面白いかも?」「今度勉強みようかな」と思えるキッカケになる本をランキング形式でご紹介します。

投資には興味があるけど、勉強するまでのモチベーションが出ないと考えている方にとって、投資を学び始めるチャンスになれば幸いです。


5位:バビロン大富豪の教え



今からおよそ100年前(1926年)に刊行されたバビロンの大富豪には、お金の貯め方・使い方・働き方の本質的な知識が詰め込まれています。

本書に書かれている「お金に愛される七つ道具」も現代社会で十分通用する内容となっていますが、お勧めしたい点はそこではありません。

この本は漫画という点が重要です。

漫画化されたことによて、投資にそれほど興味がなかったとしても、非常に読みやすい構成になっています。

多少の計算や理論を理解することが難しいと感じるかもしれませんが、イラストによって考え方や知識を補強してくれますし、どんどんページを進めていくこと楽しくお金について学ぶことができます。

この本を手に取る場合も「お金について勉強しよう」ということではなく、ただ単純に1つの漫画本を購入するという程度で購入頂けると、変な先入観に囚わることがないと思います。


4位:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら



「ピーター・ドラッカー」という名前、社会人であれば一度は聞いたあると思います。

本書はドラッカーの有名なビジネス書「イノベーションと企業家精神」を高校野球の女子マネージャーという身近なストーリーに落とし込まれた実践版の書籍です。

新しいビジネスの価値を生み出すために必要なこと、企業が成功する原理原則について身近な事例を用いながら知ることができます。

株式投資というのは常に企業の決算や将来性と向き合うことです。

本書で語られている7つの機会やイノベーションを成功させる原理は、投資先を分析する際の考え方としても役立ちます。

物語を読んでいるだけなのに、新しい視点に気づかされる本です。

投資やビジネスに興味がない方でも物語を知るために買ってみてはいかがでしょうか。


3位:「会社四季報」業界地図



業界地図は日本の産業構造を理解する上で非常に役立ちますが、利用目的は投資だけでなく、将来の就職先や転職先を決める上でも外せない書籍だと思います。

将来どんな産業が生まれてくるのか、今就職している業界はオワコンなのか、今後どこの産業が稼ぎやすいのかなど、投資を始めなくても自分が興味のある業界について知っておくことは大切です。

業界地図は一家に1冊あって良いと思います。

もし今後、何かのタイミングで投資を始めようと思った際にも強い味方となります。


2位:インベスターZ



中高一貫校の投資部を舞台にした人気漫画(全21巻)。

投資を勉強することは忘れて、スラムダンクやハイキュー、弱虫ペダルなど数ある学校の部活漫画という括りで入っていくと良いかもしれません。

キッカケ作りとしては十分すぎるぐらい投資知識が詰め込まれており、漫画を通して金融知識を蓄積することができます。

家庭の金融教育の一環として、子供に買ってあげるのも良いのではないでしょうか。


1位:金持ち父さん貧乏父さん


1997年に発売されてから2013年時点で累計発行部数3,000万部(日本では340万部)を突破している不屈の名作「金持ち父さん貧乏父さん」

2022年のAmazonランキング(投資、金融部門)で上位にランクインしています。

説明不要かもしれませんが、一流大学を卒業しているのに貧乏な父さんと、中卒ですがお金持ちのお父さんが登場し、2人のお父さんを通じてお金に関する考え方や資産と負債の区別など、わかりやすく解説してくれます。


この本の面白いところは、自分の親が金持ち父さんなのか、それとも貧乏父さんなのかということを意思させてくれます。

さらには、自分が将来金持ち父さんになれるのか、それとも貧乏父さんになってしまうのかということを真剣に考えさせてくれるところが本書の魅力です。

出来ることなら社会人になる前に読んでおくと、その後の人生に大きな影響を与えるはず。

まだ読まれていない社会人の方も、社会人人生はまだまだ長いはずですので出来る限り早くに読まれることをおすすめします。