嵐の大野くんが不動産投資

人気アイドルグループ嵐のリーダー、大野くんが不動産投資に関わっていることに対して、世間はよく思っていない様子。


日本は副業や投資に対して、悪いイメージを抱く人が多いように思います。

不動産投資で2億円を稼いでいた教師が懲戒処分を受けた事例もあるように、「投資 = 悪いこと」というイメージは簡単に想像しやすいのかもしれません。


副業は禁止されてない

日本国憲法では、原則的に副業は禁止されていません(詳しくは以下の記事をご覧ください)。


個々の会社にある就労規則においても、「副業禁止」と明記されていることは稀です。

最終的には現場の判断に委ねられることが多い状況で、日本では「副業をしている = 本業が疎かになる」と考える会社役員や管理職が多いというのが本音だと思います。


まだ副業NGなの?

海外ではアーティストが副業をすることは日常茶飯事です。

有名ラッパー、ビヨンセの夫としても知られているジェイZはナイトクラブや不動産投資、アパレルブランドの設立など様々なビジネスに投資をしていますし、ジャスティン・ビーバー、ウィル・スミスなど、海外アーティストが何かのビジネスに資産を使うことは珍しくありません。

日本のTOPアーティストが自分で稼いだ資産をどのように運用しようが、リスクは投資をした本人背負ってるわけですから、他人が言うことではないと思います。


投資はリスク分散の手段

投資側の考え方から言えば、自分の収入源を労働だけに頼ることは、とてもリスクが高く、危険な行為です。

スポーツ選手をイメージ頂ければ、それは簡単に想像できます。

怪我や年齢による衰えによって、戦力外通告を受けたスポーツ選手は収入源を失います。

さらに前年までの税金を払うことも忘れてはいけません。

ですから、次の安定した就職先が決まらない場合はとても不安な状態が続くわけです。

これはアーティストだろうが、会社員もアイドルも同じです。

収入源が複数に分かれているほど、万が一1つの収入がなくなったとしても、他の事業で生活を保護できます。


大野くんが不動産投資をする理由はわかりませんが、万が一アイドルとしての人生を選ばない場合、もしくはお金のかかる事業を立ち上げる場合も不動産投資で収益を上げる続ける限り、彼の人生を経済的に助けてくれるものになります。

ただし、不動産投資に失敗してしまうとメディアは放っておかないかもしれません。

投資に絶対はなく、リスクがあるから儲かるのですが、「不動産投資で○○億円の損失!?」などとメディアに取り上げられて仕舞えば、大野くんの影響力を使って、不動産投資は危険という悪いイメージだけが世間に広がってしまう可能性はあります。


もちろん、金融商品の中には詐欺的なものがたくさんあることは事実です。


ですが、それでも「投資 = 悪いもの」と考えるのは間違ってると思います。

あくまで投資は収入のリスクを分散させる手段です。

世間やメディアから悪い影響を受けたり、副業や投資活動を批判してしまう行為をする人が少なくなれば良いなと思います。