皆さん、こんにちは。Gazです。
先日のニュースで任天堂が手元資金から最大4,500億円の追加投資を実施する方針を発表しました。
私の個人的な感想としては、任天堂はスーパーファミコン、ゲームボーイ、Nintendo Switchはもちろんのこと「あつ森」「スマッシュブラザーズ」「ポケットモンスター」など世界を賑わすコンテンツを作れる企業にも関わらず、研究開発費が普通(もしくは少ない)と考えていました。
「普通の研究開発費でどうやってこんなに面白い商品を作れるんだろう」「研究開発費を増やせば、もっと面白いコンテンツが作れるのではないだろうか」と思っていたので、今日は任天堂の研究開発費の少なさについて解説していきます。
任天堂の研究開発費
まずは直近で2022年2Q(2021年4月~9月期)の決算から研究開発費の数字を拾っていきましょう。
参照元:任天堂直近、任天堂の研究開発費はたった441億円です。
本業からの総収入である営業利益2,199億円と比較すると割合は20%となります。
他社の研究開発費
次は米国株の代表格であるAppleとMicrosoft、日本株のソニーと任天堂の研究開発費を比較してみます。
なぜ?Apple?と思われるかもしれませんが、代表的な銘柄の方が比較対象として適当ですし、AppleもiPhoneなどを作る製造業でMicrosoftもXboxというゲーム機を作っているので、その辺で比較して見たいと思います。
企業名 | 営業利益 | R&D | 割合 |
Apple | $20,551M | $5,772M | 28% |
Microsoft | $31,671M | $5,599M | 17% |
ソニー | $5,277M | $2,391M | 45% |
任天堂 | $1,938M | $388M | 20% |
Microsoftの研究開発費は約6,350億円と任天堂の14倍を費やしていることを考えると単純比較するのも難しいですが、、、Microsoftよりも任天堂の研究開発費率は若干高くなります。
しかし、Appleやソニーと比べると研究開発費の割合は低くなっています。
そういう状況で「マリオカート」や「リングフィット」などの人気ゲームが出てくる意味がわかりません。
社員さんはどれほど優秀なんだって話です。
そんな任天堂が研究開発費を増やすということは、今後またさらに面白いゲームコンテンツが世の中に現れると期待して良いはずです。