皆さん、こんにちは。Gazです。
日本全国には「貯金ができない」という方の割合は決して少なくはありません。
以前の記事でもまとめましたが、2020年時点での貯蓄ゼロ世帯の割合は16.1%となっています。
6世帯のうち1世帯は貯金がないという状況は決して他人事ではないですし、今後自分がこのような状況に陥らないとも限りません。
今回は貯金ができる人の特徴や性格などをまとめていきます。
今後、貯金を減らさないように参考になる部分がありましたら是非取り入れて頂けると幸いです。
貯金ができる人の特徴
私が思う貯金ができる人の特徴は以下の通りです。
- 優先順位の付け方が上手
- 感情がブレない
- 計算が早い
貯金ができない人というのは、「収入 = 支出」もしくは「収入 < 支出」の状態になっているはずです。
どんなに収入を増やしたとしても支出が抑えられなくては貯金はできませんので、支出をコントロールすることが貯金をする上では最も大切になります。
そして支出がコントロールできる人、お財布の紐が硬い人というのは、何に対してお金を払うのか(もしくはお金を払いたくない物事)が明確に決められているように思えます。
たとえば、節約術を紹介するような書籍では以下のようなルールが設定されることが多いと思います。
- コンビニに行かない
- 毎日スーパーに行かない
- 無駄な生命保険は解約する
- 家を買うために毎月○万円は貯金に回す
支出をコントロールするためには「やりたいこと」「やりたくないこと」を区別する作業が必要です。
これが自然とできている人は貯金ができますし、できない人はコンビニや外出先など本来使いたくないところでお金を散財してしまうので、結果として手元に貯金が残らないという事態に陥ります。
この優先順位の付け方が不得意だと感じる人は支出先を以下の4つに分類して下さい。
- 1. すぐに支払う必要があり、
自分の人生にとても重要である
- 2. すぐに支払う必要はないが、
自分の人生にとても重要である
- 3. すぐに支払う必要もないし、
自分の人生に重要ではない
- 4. すぐに支払う必要があるが、
自分の人生に重要ではない
上記4つに分類されるお金のかかる物事のうち、3番と4番を極力最小限に無くすことが重要です。
有意義ではない人付き合いや定期的な食事会をやめたり、たまにいくジム代を削ったり、効果がないサプリメントを飲むのをやめるなど、自分の人生を長期的に考えた上で、本当に意味のあることだけに支出先を絞るのが賢明です。
それができたなら、今度は1番よりも2番にお金をかける方が人生はとても良くなっていきます。
人生は短期的に考えるよりも長期的に考える方がレバレッジが効いて大きな目標に挑戦することができます。
目先だけのことに囚われず、長期的に重要だと思うこと「海外で生活してみたい」「自分で会社を起業したい」「会社を早期リタイアして家族との時間を大切にしたい」など将来の目標があるなら小さくでも1歩づつ、今から歩み続けることが重要です。
これができるようになると、「優先順位の付け方が上手な人」になれるので参考になれば是非試してみて下さい。
貯金ができる人の性格
次に貯金ができる人の性格を見ていきましょう。
私が思う貯金ができる人の特徴は以下の通りです。
- 商品価格を比較するのが好き
- お金をめちゃくちゃ大事に扱う
- 見栄(他人からの見え方)を気にしない
特に「商品価格を比較するのが好き」というのは結構あるあるだと思います。
今では当たり前ですが、スーパーのお肉売り場のポップは「100グラム = ◯◯円」という表示になっていると思います。
この表示方法であれば、内容量に騙されることなく安い肉を手に取ることができますが、スーパーによってはこれらの表示がなく、野菜や果物、缶詰などあらゆる商品において自分で計算する必要があります。
ここで問題です。
同じ太さの長ネギ3本入りが150円で販売されており、別のお店では4本入りの長ねぎが210円で販売されていました。
どちらのネギが安いでしょうか。
答えは1本あたり50円で買える3本入りの長ネギの方がお得に買うことができます。
4本入りのネギは1本あたり52.5円となるため、3本入りより1本あたり2.5円分割高です。
このような計算が早くできる人というのは節約上手です。
計算を早くするには圧倒的な経験(慣れ)だけなので、誰でもずっと癖がつくように計算をしていれば答えはすぐにでると思います。
他にもコンビニに売っている400円のビニール傘と、同じコンビニに売っている1,000円の折りたたみの傘。
どちらの方がお得でしょうか。
ビニール傘はすぐに忘れてしまったり、持ち運びに困るなどで長期的に使えない可能性がありますが折りたたみの傘はその後何度も使う可能性が考えられます。
そう考えると、折り畳み傘の方が1回の値段は2.5倍ほどかかりますが長期的なコストパフォーマンスは明らかに高いことがわかります。
このような価格と性能の比較を癖付けておくことによって、いつどこでお金を支払うべきかという判断が容易にしやすくなります。
貯金ができる人の習慣
では最後、貯金ができる人の習慣を見ていきましょう。
私が思う貯金ができる人の習慣は以下の通り。
- 使途不明なお金がない
- 仕事が忙しい状態が続いている
- 運動などお金のかからない趣味がある
仕事が忙しすぎてお金を使う暇がない、休日は運動や読書など比較的お金のかからない趣味を持っているとお金は溜まっていく一方だと思います。
中でも最も大事だと思う習慣は「使途不明金をなくす」ことだと思います。
貯金ができない人の多くは給料の余った分を貯金するという考えですが、そういう考えではパーキンソンの法則が働いてしまい結果として残金はゼロになります。
生活費の上限を決めて、それ以外は自動天引き、つみたてNISAなど毎月自動で給料から特定の口座に引き落とされる仕組みを使う方が、その時の感情や誘惑に負けることがありません。
毎月の給料を1円残らず正確に分ける習慣があると貯金は簡単です。