皆さん、こんにちは。Gazです。

株式投資を始める方の中にはウォーレンバフェットのような有名な投資家になりたい!と思う人も少なくないはずです。投資家として労働以上に資産を増やしたい、投資だけで生活できるようになりたい。自分には努力と投資の才能があるはずだと考えることは決して不思議なことではありません。


優秀な投資家とは

では、優秀な投資家とはどんな人の事をいうのでしょうか。

2021年7月1日現在において、過去1ヶ月間の市場平均リターンは以下の通りでした。

  • 日経平均:-0.08%
  • TOPIX:0.90%

これに対してTOPIXのパフォーマンスを上回った銘柄は3,782銘柄中、2,075銘柄(全体の54%)だそうです。ちなみに、+10%以上のパフォーマンスを出せた銘柄数は425銘柄(全体の11%)という結果となりました。

月間パフォーマンスランキング
参照元:Yahoo!ファイナンス

私が考える優秀な投資家とは、特定の期間において市場平均を大きくアウトパフォームできる人のことを指します。今回は月間で区切りましたが、1年、5年、10年などあらゆる期間で市場平均に勝ち続ける人が優秀な投資家として賞賛されます。そして、月間で負けていたとしても長い期間で勝ち続ける人も優秀な投資家に含まれます。


優秀な投資家の条件

優秀な投資家になるための条件の1つとして「選択肢が豊富であること」があると思います。投資界隈では「グロース VS バリュー」や「積立投資 VS 一括投資」など対立構造を立てて議論されることがありますが、優秀な投資家ほどその垣根はありません。

伸びると思っている銘柄に最も最適な手段で投資をすることが真実なので、レバレッジは絶対に設定しないとか、仮想通貨には手を出さないというように特定の手法や銘柄を否定することは自分の投資戦略の幅を狭めてしまうことになります。

どんな時も冷静な判断を徹底し、時には今までの投資手法を変更して市場のトレンドを利用することが優秀な投資家には必要です。


勝ち続けるコツ

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残酷な話かもしれませんが、大抵の投資家は優秀ではありません。それは時代も関係してくると思います。

バフェットの時代はインターネットやスマートフォンがない時代でした。企業の財務諸表も取り寄せないと見ることができません。そんな時代であればこそ、企業を調べれば調べるほど他の投資家が知らない情報を手にすることができますし、市場にいる投資家を出し抜くことが容易くなります。

でも2021年において、その手法は通用しません。kabutan、バフェットコード、日経新聞など様々なツールやメディアの発展により、リアルタイムで欲しい情報のほとんどが全ての投資家に行き渡っています。そんな状況の中で、他の投資家を出し抜く術を見つける方が難しいのです。

有名な投資本の1つに敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)という書籍があり、その中で以下のようなフレーズがあります。

    「インデックスファンドは長期的にほとんどの機関投資家を打ち負かす」
    「50年間で常に市場平均を上回るリターンを確保できた機関投資家は全体のたった2%しかない」

インターネットが普及し、大半が優秀な投資家になれないのであれば、投資家には「市場平均を買う」という選択肢があるはずです。そして個別株投資で奮闘する個人投資家や機関投資家の多くを今後打ち負かす可能性が高いとされています。

勝ち続けるコツというのは、この場合「負けないこと」です。チャールズ・エリスの言葉を借りるのであれば、勝とうしてはダメなんです。負けないこと、敗者にならないための投資が必要ということです。


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