皆さん、こんにちは。Gazです。

現在、コロナワクチンの普及によって世界経済が回復傾向に向かうことが既定路線となりつつあります。経済が回復するにつれて、株式市場ではハイテク銘柄を中心としたグロース株が売られ、生活必需品や金融などオールドエコノミーを含むバリュー株が買われ始めています。

投資界隈でもグロース株 VS バリュー株という対立構造はよく起こりますし、自分がどちらに投資をしていくべきなのか、少しでも参考になる情報をこれから解説していこうと思います。ぜひ、最後まで見て頂けると嬉しいです。


時代は繰り返される

まずは、過去の米国株式市場を見ていきましょう。以下の画像はグロース銘柄の時価総額をバリュー銘柄全体の時価総額で割った数値を時系列でグラフかしたチャートとなります。

Growth vs. Value Stocks
参照元:longtermtrends

上記チャートの見方としては、チャートが上向きに上昇するほどグロース株の成長が著しく、下向きにいくほどバリュー株が成長していると見るのが正しい見方です。グラフを左側から見ていくと、1970年後半から1995年までの期間はグロース株とバリュー株どちらも交互に成長しており、おいつけおいこせの関係となっていました。

しかしながら、1995年から2000年までの期間はインターネットの登場により一気にグロース株優位に世界が変わっていきます。その後ITバブルが弾けて、2000年から2007年までは急激にバリュー株優位の時代となりました。ここまでの流れを見ると、グロース株とバリュー株は交互に時代が訪れていることが多く、今もそのように考える投資家は少なくありません。グロース株時代の後にはバリュー株優位の時代がくると信じているのです。


ITバブル以降、グロース株優位

2007年から2013年までの間はサブプライムローンが発端となったリーマンショックの影響により、上記のチャートはほとんど動きませんが、2013年から現在まではずーっと、グロース株が優位な状態となっています。

リーマンショック以降、米国ではGAFAMはもちろんですが、Netflix、PayPal、Intel、Salesforceなど多くのグロース銘柄が株価を牽引してきました。その間、バリュー株もP&Gやコカコーラ、JPモルガンなどが成長していますが、それよりもテクノロジー企業の株価成長がバリュー株を追い抜いているのです。

私たちの身の回りを見れば、iPhoneが流行ったのは2009年でSNSが流行ったのは2011年となり、ここ10年でTwitter、Instagramなど米国グロース企業のサービスを利用する時間とコストが大きくなっているはずです。


今後もグロース株が優位

肝心なのは、次の10年はバリュー株とグロース株どっちが成長するの?ということだと思います。私はグロース株だと思っています。世界の人口やインフラ、物価の成長よりもサイバーセキュリティ、AI、VR、自動運転、宇宙産業、デジタルアセットなどキリがありませんが、新しい産業の成長の方がオールドエコノミーよりも早く成長すると考えています。

グロース株投資界隈の中であれば、有名な書籍が1つあります。それはピーター・ディアマンディスの書籍「2030年:すべてが加速する世界に備えよ」です。かなり飛躍した考えかもしれませんが、今から10年後の未来というのは2020年と比べて驚くようなテクノロジーが進化していると思われます。もちろん、絶対ではないので自己判断になりますが。。。

コロナウイルスの影響によりZoom会議が当たり前になったり、外食を控えてUberを使う機会が増えたり、私たち人間は便利なテクノロジーやサービスに打ち勝つことができないし、iPhoneやSNS、パソコンなどを生活から切り離すことが不可能な状態となっています。

これと同じで今後ARグラスや自動運転、ブロックチェーンなどのサービスが普及すれば絶対に使い始めるし、使い始めたら後には戻れないと思います。だって既存のサービスよりも安くて、便利で、コスパがよくて楽しいんだから。


注意点

今回はバリュー株とグロース株について話してきましたが、最後に皆さんに注意してほしいことをお伝えします。それは「バリュー株 vs グロース株」という対立構造で投資を考えたらダメということです。

最後に何言ってんの?と思われるかもしれませんが、グロース企業でも倒産する企業は数多く存在しますし、バリュー株でもコカコーラのように長く残り続ける企業もあります。決してグロースかバリューかだけで投資判断をしてはダメです。そんなのは関係なく、投資する際は企業の将来性、財務だけに集中して分析をしていきましょう。

決して、「最近バリュー株優位だからバリュー株に投資しよう」と安易な発想をしないように注意して下さい。


応援のお願い

以下のリンクをクリック頂けますと私自身ブログの更新も続けやすくなります。お手数ですが応援のほど何卒宜しくお願いいたします🙇‍♂️