
この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。
「ビットコインはどこまで下がるの?」
「ビットコインが下がる理由が知りたい」
「ビットコインが下がったら買い時?」
ビットコインはどこまで下がるはずだった
2017年に高騰し、2018年1月には市場最高記録である240万円を記録したビットコイン。
2018年は下落相場を重ねることで1BTC = 35万円(約31,70ドル)を記録し、2019年3月時点では1BTC あたり40万円台の価格を推移しています。
過去ビットコインがどれだけ下がったのかを見ていくと、今後のビットコイン価格がどこまで下がるかが見通しやすくなるはずです。
ビットコインが60万円まで下がる過去
過去最高価格記録を更新した2018年1月以降のビットコインチャートを見てみると、60万円台付近に底値があるということが把握できます。
ビットコインに限らず金融商品には底値で反発するという特性と、底値を抜けると一気に価格が急落する特徴を持っています。
2017年11月から2018年11月までのビットコインの底値は60万円台となっており、何度も60万円台付近で価格が反発していたということになります。
ビットコインが30万円まで下がる過去
2018年11月まで60万円の底値を下回ることがなかったビットコイン価格
2018年11月14日に相場が急変し、60万円の底値を大きく下回りビットコイン価格は年内最悪の1BTC = 35万円(約31,70ドル)を記録しました。
底値のセオリー(理論)通り、底値を下回った際はその後大きく価格が下回ります。
ビットコインも他の仮想通貨同様に価格が下回り、市場最高価格240万円から比較すると85%も下落したことになります。
これほどまでに下がるビットコイン価格には、いくつかの理由があります。
ビットコインが下がる理由
2018年以降ビットコイン価格を下げた理由は以下の要因が大きな理由となります。
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ビットコイン価格はハッキングで下がる
2018年ビットコイン価格を最も下げた原因はコインチェックへのハッキング事件です。
関連記事:コインチェックNEM流出事件まとめ
約26万人の顧客口座に保管されていた580億円相当のNEMが不正流出した事件は、仮想通貨が安全ではないというイメージを強く植え付け、仮想通貨市場からの退場者を大きく増やしました。
2018年1月28日に11,480ドル付近を推移していたビットコイン価格は2月5日時点で6,870ドル付近を記録し、わずか9日間で40%近くビットコイン価格を下落させました。
ビットコイン価格は分岐で下がる
2018年にビットコイン価格を大きく下げた2つ目の要因は仮想通貨の分岐(スプリット)です。
2018年11月にビットコインから派生したBCH(ビットコインキャッシュ)がさらに2つの通貨(ABCとSV)を派生させ、ビットコインはBitcoin、BitcoinCash、BitcoinSV、BitcoinABCの4つ存在することになりました。
ビットコインの大きな軸として発行上限が固定されているという概念がありましたが、仮想通貨が分岐するという現象によって仮想通貨には実質発行上限はないというイメージが浸透し、仮想通貨を信頼していた方々からの指示が得られず、ビットコインを含めた仮想通貨市場は一気に価格が下落する結果となりました。
ビットコイン価格は先物取引で下がる
CMEやCBOEなどアメリカで提供されるビットコイン先物取引は機関投資家などの参入により巨額の資金が動くため、ビットコイン価格に対する影響も大きくなっています。
先物市場は2018年第1四半期に比べて第3四半期は41%も取引量が増加し、平均取引量は25,265BTC(約180億円)を記録しているのです。
In Q3, Bitcoin futures average daily volume rose 41% and open interest was up 19% over Q2 . Learn how market participants are using BTC to manage risk in changing markets. https://t.co/Yt41SzsHku pic.twitter.com/Kw4OX0QaKT
― CMEGroup (@CMEGroup) 2018年10月17日
2018年は売りトレンドが非常に強く、先物市場やレバレッジ取引でショートポジションを取る投資家がほとんどでした。
それらの要因で市場への売り圧が強くなり、大きな暴落を何度も引き起こした要因につながっています。
今後ビットコインはどこまで下がるか

2018年11月以降、3,582ドル(約39万円)の底値に支えられているビットコイン。
今後また大手仮想通貨取引所へのハッキングや仮想通貨の分裂が起きた場合、3,582ドルの底値を下回る可能性は否定できません。
ビットコインは19万円まで下がる可能性
万が一3,582ドルの底値が突破された場合、ビットコインはその下の底値である1,762ドル(19万円)まで下がる可能性がありあす。
19万円の底値は2017年7月作り出されました。
その時期にはビットコインからBCH(ビットコインキャッシュ)が分岐することが決定した時期になります。
分岐することへの不安から下落相場が生まれビットコイン価格は19万円で価格が反発し、底値を作り出しました。
ビットコインは10万円まで下がる可能性
可能性としてはかなり低くなりますが、万が一ビットコインが1,762ドルの底値を下回った際、次の底値は957ドル(約10万円)となる可能性があります。
2017年3月にビットコインのハードフォーク計画の件で価格が957ドル付近まで下落しました。
ビットコインは下がる時が買い時
今後ビットコインがどこまで下がるかというのは、様々な要素が絡んで来るために予想が難しくなっています。
ただ1つ言えることは、ビットコインが底値をついている時はその後価格が上昇する可能性もあり、ビットコインを安く買えるタイミングでもあるということです。
ビットコインを購入するなら仮想通貨取引所
ビットコインが底値を推移しているときは不安材料も多く、投資素人ではなかなか難しいとされますが投資の鉄則として「安い時に買って、高いときに売る」という文句があります。
もし、今後ビットコインを持とうと考えている方は以下の記事でまとめている仮想通貨取引所で購入することをおすすめします。
関連記事:【2019年最新版】日本のおすすめ仮想通貨取引所ランキング
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何より安全に仮想通貨を手に入れることが重要です。