この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。
「マイニングにかかる電気代が安い国は?」
「マイニングが赤字になる電気代は?」
「電気代とマイニングはどうやって計算する?」
マイニングには電気代がかかる
マイニングとは、パソコンの計算処理によってビットコインを得ることです。
マイニングではハイスペックなコンピュータを24時間起動し続けなければいけないため、自ずと電気代がかさんでくるというデメリットがあります。
イメージでいうと、マイニング作業というのは電子レンジやヘアドライヤーを一日中つけている感じです。
電気代以外にかかるマイニング経費
マイニングにかかる経費として最も大きな出費はマイニングマシンです。
ASIC minerと呼ばれるような高いマイニングマシンですと60万円程度します。
中古PCでもマイニングは可能ですが、消費電力あたりの計算処理能力に差がでます。
中古PCは初期コストが安いものの、長期間で見た場合に収益回収率が低くなってしまいます。
マイニングの電気代を計算
マイニングマシンによって消費電力および計算処理能力(ハッシュレート)が異なりますが、消費電力1kw/h〜4kw/hを想定した電気代を計算すると以下のようになります。
消費電力 | 1日の電気代 | 1ヶ月の電気代 | 1年の電気代 |
1kw/h | 720円 | 21,600円 | 259,200円 |
2kw/h | 1,440円 | 43,200円 | 518,400円 |
3kw/h | 2,160円 | 64,800円 | 777,600円 |
4kw/h | 2,880円 | 86,400円 | 1,036,800円 |
1kw/hあたりの電気代は東京電力の電気代を参考に30円で計算しています。
電気代がマイニング量を上回ると赤字
マイニングは電気代が採掘量を上回ると赤字に転じます。
年間の電気代が100万円以上かかったとしても、マイニングによって100万円以上の収益を生み出せるのであれば赤字にはなりません。
言い換えれば、マイニングできる量が少なくても電気代が安ければ収益はプラスになります。
マイニングの電気代が安い国
2018年2月4日、各国の政府および地方公益事業会社、国際エネルギー機関、IBTimesのレポートのデータを集計し、コインテレグラフよりマイニング有利な国が発表されました。

出典:【図説】どの国でビットコイン採掘すれば利益出る? 電気代ランキング
1BTC採掘するために最も電気代が安い国は以下の5つの国となります。
電気代が安い国 |
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マイニングの電気代が高い国
逆に、最も電気代が高い国が以下の国になります。
電気代が高い国 |
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電気代が安い国の特徴
電気代が安い国の特徴として最も考えられるのが「人件費が安い」ことと「天然資源が豊富」であることです。
人件費が安ければ生み出す電気代も安くなります。
発展途上国や先進国の電気代が安いのは、そのためです。
さらに石油や天然ガス、木炭などの天然資源が豊富な国ほど電気代は安くあがります。
日本のように原子力発電や火力発電にたよっている国の電気代は高い傾向にあります。
ただし例外もあります。
本来電気代を安くあげられる国でも、韓国のように使えば使うほど料金の割合が上がっていく国もあるので注意が必要です。
中国にマイニングファームが集中する理由
中国は石炭などの天然資源が豊富かつ、地域によっては人件費が安いところがあります。
マイニングファームが集中する最も大きな理由はコンピュータの開発技術です。
中国にはコンピュータチップを開発できるメーカーが多く、安くて高性能なマイニングマシンが揃っているため、中国にマイニングファームが集中するという現象が起きています。
ビットコインの価格が下がるとマイニングは不利
ビットコインのように1枚あたりの単価が高く、値上りする通貨ほどマイニングの人気が高くなります。
2018年の相場のように大きく価格が下落してしまうと、マイニングできる利益よりも電気代がかさんでしまい、最終的には事業を撤退しなければなりません。
マイニングは値上りしなければ利益を出すことができませんが、レバレッジを使った仮想通貨FXでは市場がマイナスとなっていても利益を出すことが可能です。
マイナス相場を活かして利益を上げる場合はマイニングよりも仮想通貨取引所を利用することをおすすめします。
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