こんにちは。Gazです。

先日、Twitterで以下の内容を発信しました✨

本記事では【 VGT 】について解説していきます。


【米国情報技術セクターETF】VGTとは?

VGTの基本情報
項目 詳細
ファンド名バンガード・米国情報技術セクターETF
ファンド種別インデックスファンド
ティッカーVGT
設定日2004/01/26
ベンチマークMSCI US IMI Info Technology 25/50
ファンド総資産$28.52 B(約3.13兆円)
組入銘柄数324銘柄
経費率0.1%
平均利回り11.57 %(設定来)
分配金利回り1.30%(設定来)
主な販売会社SBI証券、楽天証券、マネックス証券
配当時期四半期毎(3月,6月,9月,12月)
※参照元:Vanguard Japan HP

VGTの特徴は以下のとおり。

  • 超高成長
  • ハイリスク・ハイリターン
  • 増配率も高い

VGTは設定来(約16年間)の年間平均利回りがETFの中では11.57%と驚異的に高い実績を出し続けています。

構成銘柄を見ればAppleやMicrosoftなどの高成長企業ばかりが並び、中には高い成長を記録しながら増配をする企業もあります。

開始当初の分配金利回りが0.66%でしたが、2019年には1.85%にまで上昇するなど魅力あるれる投資先となっています。


しかし、高い成長率と合わせて情報技術セクターは企業の入れ替わりも激しい市場。

ハイリターンを狙うこともできれば、同時にハイリスクにもなります。

VGTをどのように判断するかは投資家次第ですが、投資判断の参考となるようこれからVGTのデータを紹介して行きます。


VGTの組入銘柄

VGTの保有銘柄TOP10
保有銘柄 ファンド構成比 創業年
Apple Inc.18.54100 %1976年
Microsoft Corp.15.98200 %1975年
Visa Inc. Class A4.20500 %1958年
Mastercard Inc. Class A3.76700 %1966年
Intel Corp.3.70500 %1968年
Cisco Systems Inc.2.86900 %1984年
Adobe Inc.2.23900 %1982年
NVIDIA Corp.1.90300 %1993年
salesforce.com Inc.1.89500 %1999年
Accenture plc Class A1.87500 %1989年
※参照元:Vanguard Japan HP

情報セクターとなれば比較的新しい会社が多いのかというと実はそうではありません。

1990年以降に設立した企業はTOP10内では「NVIDIA(エヌヴィディア)」「salesforce(セールスフォース)」のたった2社しかありません。

AppleやMicrosoftは創業から45年経過していますし、Visa(ビザ)に至っては62年も前に創業しています。


昔はインターネット検索はYahoo!が席巻していましたが、その後Googleに見事塗り替えられた歴史があるようにハイテク産業は入れ替わりが激しいというのも事実。

私たちはApple社やMicrosoftの高い成長性に満足することなく、将来性を常に注視していく必要があります。


VGTのセクター別構成比率

セクター 構成比率
テクノロジー ハードウェア20.4%
システム・ソフトウェア19.9%
情報処理・外注サービス16.1%
半導体15.5%
アプリケーション・ソフトウェア11.2%
情報技術コンサルティング5.2%
通信機器4.2%
半導体装置2.5%
電子装置・機器1.2%
電子部品1.1%
Internet Services & Infrastructure1.1%
電子製品製造サービス0.9%
テクノロジー ディストリビュータ0.7%
※参照元:Vanguard Japan HP

構成比率が最も高い「テクノロジー ハードウェア」はAppleやHP(ヒューレット・パッカード)などのスマホやPC製品。

その他にも以下のような銘柄を保有しています。

  • NetApp Inc.
  • 企業向けストレージ、データ管理

製品を見ても魅力的なものが多く、実需に即した投資先となっていると考えられます。

先ほど組入銘柄でも説明しましたがハイテク産業は技術革新のスピードが早く、トレンドが激しく上下するためハイリスク・ハイリターンであることは投資セクターを見ても痛感させられます。


VGTは米国ETFトップクラスの高成長銘柄

テクノロジー

ここからはVGTの利回り実績をさらに詳しく紹介していきます。

VGTの利回り実績をまとめる以下のとおり

  • 配当利回りも急成長
  • S&P500を上回る基準価格
  • リスクも高い投資商品


VGTの基準価格(利回り)

VGTから得られる利益には2種類。

  • キャピタルゲイン:売却時に得られる利益
  • インカムゲイン:保有時に得られる配当

VGTは基準価格の成長(キャピタルゲイン)が驚異的に高くなっており、これからも高い成長(もしくは大きな暴落)が期待されています

VGTの年間成績は以下のとおり。

VGTのトータルリターン
キャピタル・リターン インカム・リターン トータル・リターン
2010年12.08%0.66%12.74%
2011年-0.28%0.80%0.52%
2012年12.70%1.35%14.05%
2013年29.51%1.40%30.91%
2014年16.71%1.30%18.01%
2015年3.63%1.39%5.02%
2016年12.16%1.57%13.73%
2017年35.57%1.50%37.07%
2018年1.34%1.18%2.52%
2019年46.83%1.85%48.68%
平均値17.03%1.30%18.33%
※参照元:Vanguard Japan HP

キャピタル・リターンは直近10年間の平均値で17,03%

仮に毎月5万円の積立投資をすれば、わずか10年間で約1,559万円(元本600万円 + 運用益959万円)の資産形成ができることになります。

これに1.3%のインカムリターンが得られるわけなので、10年後は毎年20万円(税引き前)の配当収入が得られる超ハイパフォーマンスETFであることがわかります。

またインカムリターンについは10年前と比べて、2倍以上に成長している点についても評価が高い点となります。


基準価格を比較

過去記事がどれだけハイパフォーマンスかは最強のインデックスと言われるS&P500と比較すると分かります。

VGT基準価格比較
※参照元:tradingview

VGTの設定日(2004年1月26日)〜2020年2月14日までのチャートを見ると、S&P500が+198%成長に対してVGTの成長率は+450%とかなり異常であることがわかります。

比較対象であるS&P500も相当高い数値を記録していますが、それを遥かに上回るVGTはまさにハイリスク・ハイリターンと言える金融商品です。


VGTのまとめ

VGTは景気に敏感かつ成長性の高い銘柄が集まったETF

構成銘柄を見れば世界に代表される企業が数多く組み入れられており、驚異的な利回りや分配金の実績(および成長率)にも肯けます。

投資家はご自身のリスク許容度をしっかり把握した上で投資することはもちろんですが、これほど高い成長株というのはそうありません。

ハイテク産業や有名企業への投資を検討中で特に銘柄選定に自信がないという方にとっては最適な選択肢の1つになるはずです。


一方で、少しリスクが高すぎると判断できる投資家も少なくはないはず。

リターンはもう少し抑えてでも安定した成長に投資して行きたいのであれば、高配当ETFも狙い目です。

高配当ETFに興味がある方は以下の記事をご覧ください。



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