日本株の投資信託が不要と言われる理由

成長率が低い

日本株の投資信託が不要と言われる最大の理由は日本企業の株が長期的にみて成長していないからです。過去30年間の日経平均株価(東証一部に上場する225銘柄の株価平均値)推移をいてみると、その結果は明らかに理解することができます。

日経平均株価

1991年(約30年前)の日経平均株価は25,000円以上の価格を記録していたにも関わらず、30年もの間その数値を上回ることはなく、現在もその状況は続いています。もう少し短い期間で日経平均を見た場合には2003年から2008年、2009年から現在までの期間は株価が上昇していますので、この期間をアベノミクスなどとして切り取られることも多くあります。しかし、長期的に見てみるとまったく成長はしていない現実があることは認めなければいけません。


海外株の成長率が高い

日本株が成長していなと非難される理由は海外株の成長率をみると、よりわかりやすく理解することができます。Google、Amazon、Facebook、Microsoftなど北米系企業の株価指数を表すダウ平均やS&P500の推移は過去30年間で驚くべき成長を見せています。

ダウ平均株価

ダウ平均は過去40年もの間絶えず成長し続けており、1979年と現在の株価を比較すると約10倍以上の成長率を記録しています。2008年に大きな下落相場となっているリーマンショック以外ではほとんどが右肩上がりで成長しており、ダウ平均を参考に投資した投資家のほとんどが利益を得られているという夢のような市場であるといえます。


日本は低所得&投資が嫌い

日本株投資家の大半は日本人ですが、その日本人の給料は世界の先進国と比較すると労働生産性が悪い状況です。先進国の1つであるスイスの国民平均年収は約1,000万円で年間平均労働時間が1,590時間(1日平均6時間労働)なのに対して、日本は国民平均年収が420万円、年間平均労働時間が1,713時間(1日平均7時間労働)となっています。さらに日本はブラック労働が問題となっており、申告されていない労働時間を加味すれば非常に労働生産性が悪い国だと判断できます。

そして日本人は労働で得た収入を投資に回さずに貯金や内部留保として溜め込むことが好きな国家でもあります。アメリカやヨーロッパは比較的投資に積極的で全金融資産のうち貯金の割合は13%から24%しかないのに対して、日本人は50%以上も銀行預金に当てるという異常に投資嫌いな国民性です。

つまり、労働生産性も悪い上に投資もしない市場の株式は成長しづらい傾向にあるため、日本株を組み入れる投資信託は不要と言われてしまう状態です。


日本株の投資信託の成長率

ひふみ投信も不調

ひふみ投信基準価格

アベノミクスと同時期に成長してきたひふみ投信は2018年以降の基準価格はマイナス傾向となっています。2019年以降組み入れ銘柄を大きく変更するもプラス状態までにもっていくことができていない状況をみると、2019年に控えている消費増税以降の結果が危ぶまれるかもしれません。

ひふみ投信の運用報告をする数々のブログでも過去数年前に始めている投資家、もしくは2019年以降に始めた投資はであれば僅かなプラスとなっていますが、大きくプラスとなるためには5年以上続けていないと難しいという結果がでています。


海外株の投資信託がおすすめ

eMAXIS Slim先進国株式

eMAXIS Slim先進国株式」とは積立NISAに対応した投資信託の1つ。組み入れ銘柄は海外株のみでMicrosoftやAppleなどの有名銘柄で構成されています。

eMAXIS Slim先進国株式

2017年の発足以降基準価格は1万円から2019年7月時点で12,203円を記録し、運用益はプラス20%と割と優秀な成績となっています。eMAXIS Slim先進国株式に資産を預ける投資家も順調に増えており、純資産総額はもうすぐ500億円を超える勢いとなっています。

eMAXIS Slim先進国株式が人気となる理由は組み入れ銘柄に海外の優良株が組み入れられていることのほかに信託報酬が国内トップクラスで安いということが言えます。信託報酬率はわずは0.107892%。積立NISAで加入する場合には申込手数料も解約手数料も無料となり、かなり良心的な投資信託となっています。


eMAXIS NYダウインデックス

eMAXIS NYダウインデックスは2019年5月に積立NISAの銘柄に登録された投資信託。組み入れ銘柄にはボーイングやゴールドマンサックスなどの銘柄が並びます。S&P500や北米系の株式と同じような値動きをしますが、2019年の直近では運用成績が頭一つ抜けています。詳しくは過去記事「【人気沸騰】新しい積立NISA「eMAXIS NYダウインデックス」が優良銘柄すぎる理由」をご覧ください。