こんにちは。Gazです。
先日、Twitterで以下の内容を発信しました✨
20代でNISAを始めるならある程度リスクをとって大きなリターンを狙いにいくものあり。
— Gaz(ガズ) (@gazooblog) January 28, 2020
米国株式100%の景気敏感株よりであれば、
暴落時が起きたとしても長期的には勝ちやすいからです。
時間があるというのは投資では武器になるので、
20代でまだつみたてNISAを始めていない方はチャンスですよ😁
そもそもつみたてNISAとは何か?基本的な内容について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
上記記事をご覧になった後で本記事を読み進めてはいかがでしょうか。
本記事では【 20代に向けたつみたてNISAおすすめ銘柄3選 】について詳しく解説していきます。
20代投資初心者でも大丈夫!
20代投資初心者でも大丈夫!と言っても、私はすべての人につみたてNISAを勧める気はありません。
以下の条件が揃った状態で投資を始めるとより成功率は上がるはずです。
- 十分な貯金がある状態を保つ
- 取引前に投資先を分析する
- 長期的にドルコスト平均法を使う
十分な貯金がある状態を保つ
投資を始めるにあたり、あなたの資産はいくら用意されていますでしょうか。
たとえばつみたてNISAで年間40万円の支出を考慮した場合、その後永続的に十分な生活資金が確保される状態を維持できますでしょうか。
投資の大前提は余剰金で投資をすることです。
投資をすることで生活費が足りない状況に陥っていたり、毎月の収支がマイナスで貯金がどんどん減っていく状態になるのであれば今すぐ投資をやめましょう。
その状態で投資をするのは危険です。
なぜ危険かというと、貯金が少ない状態になると投資家は「どうしても投資で成功しなければいけない」という精神状態に陥りやすくなります。
損をしてはいけないという恐怖やストレスが強くなると長期間の投資に耐えることができなくなり、途中の損切り(狼狽売り)で投資に失敗してしまう可能性が上がるからです。
私の個人的な考えとしては、貯金は生活費の12か月分を常に確保しつつ、投資はその貯金を切り崩す必要のない範囲で行うことが理想だと考えています。
つみたてNISAを実施するほとんどの方は年間40万円の非課税枠を上限まで使い切ろうとしますが、もし生活費12か月分の貯金を維持することができないのであれば非課税枠を上限まで使う必要はありません。
毎月1万円や5千円からの投資でも価値が十分にあります。
取引前に投資先を分析する
これから紹介するおすすめ銘柄を鵜呑みにして詳細を調べずに証券会社で申し込みしてしまうということは絶対にやめていただきたいです。
その理由は調べずに投資をすると途中解約する可能性が高くなるからです。
つみたてNISAとは20年間(もしくはそれ以上)を想定した投資方法になります。
現在20代の方であれば60代になるまでの約40年間は継続されることが理想です。
投資先を調べすに取引を開始してしまうと、隣の芝生が青く見えたり、投資をする意味を見失ってしまうのです。
だからこそ、少なくとも私が紹介する銘柄の「目論見書」「月間レポート」「運用報告書」などを十分に分析してください。
さらに読書もおすすめです。
当ブログではヒントとなる記事もまとめていますので、お時間のある方は以下の記事をご覧ください。
長期的にドルコスト平均法を使う
つみたてNISAは「小さな資金を長期的に積み上げることによって大きな資産を作っていく」という投資方法です。
この投資方法で最も重要な部分は長く続けること。
長く続けないと成功はできませんし、長く続けさえすれば再現性は高い投資方法となっています。
その理由は先ほども紹介した名著を読めば分かります。
つみたてNISAを長く続けるためにはドルコスト平均法という投資方法が有効です。
ドルコスト平均法とは一定期間ずつ一定額を投資する方法で、証券会社の買い付け設定でそのように設定しておけば自動的にあなたの銀行口座から毎月一定額が天引きされていきます。
それ以降作業することもないので、ドルコスト平均法は「ほったらかし投資」などとも言われます。
ドルコスト平均法は投資を長く続けるためには非常に有用な方法ですので、ぜひトライしてみて欲しいです。
より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
つみたてNISAおすすめ銘柄3選

今回紹介するつみたてNISAおすすめ銘柄は「株式100%(債券などの資産を含まない)」のみです。
債券はリスク資産としては優秀ですが、長期的には株式資産のリターンに勝つことはありません。
さらに確率論で言えば、20年以上の米国株式への長期投資において負ける確率がほぼゼロとなっています。
つまり、今回20代向けにご提案するつみたてNISA対象銘柄は長期投資によって大きなリターンを狙いにいく投資方法なのです。
年齢の高い方にはやりずらくなるのでご了承くださいませ。
今回紹介する銘柄は以下の3つ。
- ✅ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- ✅ 楽天バンガード全米株式
- ✅ 楽天バンガード全世界株式
上記のうちどれか1つを保有してもOKですし、3つに分散しても構いません。
ただし、投資先がほぼ米国株式に偏っているので3つの銘柄を買っても分散性はあまり広がらないので要注意です。
では、1つずつ紹介していきます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
まずは1つ目の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の概要についてみていきましょう。
項目 | 詳細 |
設定日 | 2018年7月3日 |
ファンド種別 | インデックスファンド |
対象インデックス | S&P500指数 (配当込み、円換算ベース) |
組入銘柄数 | 505銘柄(2019/12/30) |
2019年実績 | 36.76% |
2018年実績 | -8.04% |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.0968% |
実質コスト | 0.1618% |
純資産総額 | 508.56億円(2020/01/28) |
主な販売会社 | SBI証券、楽天証券 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が評価できる点は以下のとおり。
- S&P500指数に連動する
- 信託報酬の安さに定評がある
S&P500とはNYSEやNASDAQに上昇する代表的な500銘柄の株価を基に算出された指数です。
時価総額加重平均型株価指数といって時価総額が高いMicrosoftやAppleなどの比重が大きくなるように構成されています。
大前提として投資には必ずリスクがありますが、このS&P500はインデックス投資の名著でもある「敗者のゲーム(チャールズ・エリス著)」や「株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル著)」にも過去200年間ずっと右肩上がりで成長している歴史と20年以上の保有し続ければほぼ確実にプラス成長する可能性が高いことが書かれています。
S&P500は最強の株式指数です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をお勧め銘柄として挙げる際に「SBIバンガードS&P500」や「iFreeS&P500」についても同様のパフォーマンスが期待できるので迷いましたが、eMAXIS Slimが過去何度も信託報酬を値下げしている実績を考慮した結果、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が今後も運用しやすいであろうと予測することができます。
信託報酬が下がる分投資家の利益は確実に上がるため、投資信託を選ぶ際には信託報酬に気をつけましょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のデメリットは以下のとおり。
- 世界株式と比べれば、分散比率が低い
- 景気敏感株への投資比率が高い
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資商品としは健全な銘柄であっても、インデックス投資の中では比較的ハイリスクハイリターンの部類に属します。
その理由は2つあります。
1つは組入銘柄が505社であること。
S&P500に連動するためにはしかたのないことですが世界分散されているような投資信託では数千銘柄に資産が分散されているため、仮に1社が自然災害の影響や不祥事で経営破綻したとしても評価額への影響は小さくなります。
組入銘柄が500社しかないと不安がる方にはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は選びにくいかもしれません。
2つ目は組入銘柄に景気敏感株の割合が多いことです。
銘柄名 | 比率 |
Microsoft | 4.4% |
Apple | 4.4% |
Amazon | 2.8% |
1.8% | |
BerkshireHathaway | 1.6% |
JPMorgan Chase | 1.6% |
Alphabet A | 1.5% |
Alphabet C | 1.5% |
Johnson & Johnson | 1.4% |
Visa | 1.2% |
決して景気敏感株とは反対のディフェンシブ株が少ないわけではありません。
企業の業績も上がり続けているものが多いのでちょっとやそっとじゃ崩れない企業ばかりですが、株価は業績以外にも景気にも左右されるので株価のボラティリティは比較的大きくなりやすいという特徴を持った投資信託です。
楽天バンガード全米株式
「楽天バンガード全米株式」の概要についてみていきましょう。
項目 | 詳細 |
設定日 | 2017年9月29日 |
ファンド種別 | インデックスファンド |
対象インデックス | CRSPUSトータル・マーケット・インデックス (円換算ベース) |
対象ファンド | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
組入銘柄数 | 3,561銘柄(2019/11/30) |
2019年実績 | 35.76% |
2018年実績 | -5.97% |
2017年実績 | 6.35% |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.132% |
実質コスト | 0.191% |
純資産総額 | 791.25億円(2020/01/28) |
主な販売会社 | SBI証券、楽天証券 |
楽天バンガード全米株式が評価できる点は以下のとおり。
- 投資先が本家VTI
- 本家VTIの経費率は世界最安水準
楽天バンガード全米株式の投資先は世界最大の投信会社バンガード社が運営するVTIというETFです。
バンガード社は投資家界隈ではを知らない人はいないくらい有名な大企業。運用資産は5.6兆ドルを超えており、まさにクジラのようにバンガード社が動けば市場も動くほどの規模です。
楽天バンガード全米株式はバンガード社の優秀な投資配分を忠実に再現できるので2019年の利回りにおいてもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とほぼ変わらないパフォーマンスをだしています。
一般的には分散が効いてないほどパフォーマンスが落ちますが、それを落とさない運用手腕は見事としか言えません。
さらに本家VTIの経費率は0.03%となっており、2020年1月28日時点において米国ETFの中では世界最安値を維持しています。
信託報酬が安いほど投資家の利益は上がりますし、もしかすると楽天VTIにおいても信託報酬が下がるなどの影響も期待できるかもしれません。
楽天バンガード全米株式のデメリットは以下のとおり。
- 信託報酬が若干高い
楽天バンガード全米株式は投資信託においてほぼ完璧な投資商品ですし、楽天証券+楽天カードと組み合わせればもう言うことはありません。
強いてデメリットを挙げるとするのであれば、信託報酬が若干高いくらいです。
本家VTIとVOOの経費率はどちらも0.03%と世界最安値を維持しています。
日本でもVOOと同じような「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「SBIバンガードS&P500」の信託報酬は0.1%を下回っているのに対して、楽天VTIの信託報酬は0.132%と若干割高のように感じてしまいます。
これが0.1%を下回ればもう言うことはありません。
楽天バンガード全世界株式
最後に3つ目のつみたてNISAおすすめ銘柄「楽天バンガード全世界株式」の概要についてみていきましょう。
項目 | 詳細 |
設定日 | 2017年9月29日 |
ファンド種別 | インデックスファンド |
対象インデックス | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (円換算ベース) |
対象ファンド | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
組入銘柄数 | 8,196銘柄(2019/12/30) |
2019年実績 | 30.93% |
2018年実績 | -15.79% |
2017年実績 | 5.09% |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.132% |
実質コスト | 0.217% |
純資産総額 | 338.72億円(2020/01/28) |
主な販売会社 | SBI証券、楽天証券 |
楽天バンガード全世界株式が評価できる点は以下のとおり。
- 世界株式8,000銘柄以上分散されている
- 安定した資産運用が狙える
楽天バンガード全世界株式も先ほど紹介した楽天VTI同様にバンガード社のETFであるVTに100%投資する投資信託です。
世界中の国に投資をしていますが、2019年12月時点では半分以上をアメリカ企業の投資しています。
銘柄名 | 比率 |
米国 | 55.7% |
日本 | 7.7% |
英国 | 5.0% |
中国 | 3.5% |
カナダ | 3.0% |
フランス | 3.0% |
スイス | 2.6% |
ドイツ | 2.5% |
豪州 | 2.2% |
台湾 | 1.5% |
その他 | 13.5% |
それもそのはず。
株式市場はアメリカが世界の中心となっており、今後も安定的に成長していくと考えられているからに他なりません。
楽天バンガード全世界株式のデメリットは以下のとおり。
- パフォーマンスが気になる場合も
楽天バンガード全世界株式は銘柄が分散されている分リスクが低いと言えますが、言い換えれば大きなリターンを狙うことができません。
本家VTが設定来(2008/06/24〜2019年12月31日まで)約11年間の平均利回り実績は6.64%と超優秀ですが、楽天VTIやS&P500と連動した投資信託と比べると若干パフォーマンスが劣るのは否めません。
リスクを取るのか、リターンを狙うのかは投資家の判断次第です。
今回ご紹介した3つの銘柄のうち、もっとも分散性が高いのが楽天バンガード全世界株式となります。
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