みずほ銀行の投資信託

みずほ銀行に用意されている投資信託は全248件(2022年1月時点のファンド情報・基準価額一覧より)。

その中から、2021年12月のインターネット以外の投資信託買付ランキングには、以下の銘柄が並びます。


みずほ銀行:2021年12月の買付ランキング
順位 銘柄名
1ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド
2キャピタル世界株式ファンド
3投資のソムリエ
4グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド
5グローバルハイクオリティ成長株式ファンド
6ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド
7netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース
8キャピタル世界株式ファンド年2回決算
9野村つみたて外国株投信
10One NYダウ・インデックス・ファンド

銀行は窓口営業の人件費や企業利益を稼がないと生きていけないため、その源泉を投資信託の手数料として顧客から取ることは有名です。

実際、みずほ銀行の売れ筋上位の投資信託がどの程度の手数料を設定しているのか、見ていきましょう。


ランキング上位の投資信託手数料
順位 購入手数料 信託報酬
13.3%1.83%
23.3%1.70%
33.3%1.54%
43.3%1.84%
53.3%1.87%
63.3%1.46%
73.3%2.09%
83.3%1.70%
90%0.20%
102.2%0.66%

ビックリするかもしれませんが、1位から8位までの投資信託において、購入手数料は全て3.3%(税込)が続きます。

購入手数料3.3%以外の投資信託は売れないのか、売らないようにしてるのかはわかりませんが、購入手数料が高い商品ばかり売れるのは異常です。

きっと企業戦略として、手数料の高い投資信託が売れるような工夫をしていると思われます。

ネット証券で投資信託を購入する場合は、購入手数料の多くは0%です。

3.3%もかかりません。


信託報酬も高い

信託報酬もネット証券のランキング上位銘柄は0.1〜0.2%程度となっており、みずほ銀行のように1.5〜2%の信託報酬を設定している投資信託はネット証券ではランキング外に位置します。

ネット証券で購入する場合と比べれば、みずほ銀行が扱う投資信託の信託報酬は10倍程度の違いがあります。


以前、信託報酬が0.1%違うと、資産にどの程度影響があるかを調べたことがあります。

以下は信託報酬0.1%と0.2%それぞれの金融商品を20年間(年率3%)運用した場合のシミュレーションです。

信託報酬0.1%の差


信託報酬0.1%の差は20年後、複利の力を使うと3.41%にまで広がります。

今回は運用資産が100万円でしたので34,113円の差となりましたが、運用資産が1,000万円であれば34万円、2,000万円であれば68万円もの差がでてしまうことになります。

また、投資信託の成長率を年率3%で計算しておりますが、これも年率5%であれば20年後は4.92%の差が生まれますし、年率10%であれば11.92%の差が生まれることになります。

たった0.1%しかなかった信託報酬は投資金額や運用パフォーマンスによって思いも寄らないほど大きな違いになるため、信託報酬および購入手数料のコストについては馬鹿になりません。


投資信託の解約

みずほ銀行で投資信託を解約する場合は、利用方法(ネットで申し込むか、窓口で取引するか)によって解約方法が異なります。

みずほ銀行の投資信託解約
出典:みずほ銀行

みずほ銀行でS&P500

投資信託の取り扱いが248件ある中で、S&P500に連動する投資信託の取り扱いはたった1件のみでした(2022年1月時点)。

その商品名は「iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド」

ブラックロック社が運用するiShares Core S&P 500 ETFがマザーファンドとなる投資信託です。

同商品の購入手数料は0%、信託報酬は0.4125%(税込)となっています。

しかし、この商品は「みずほインターネット専用投信」であるため、窓口でこの商品を購入することはできません。

実質、みずほ銀行の窓口でS&P500に投資する方法はゼロということになります。


また、同商品をネット証券で購入したとしても信託報酬に変わりありませんが、他のS&P500に連動する投資信託と信託報酬を比較すると、かなり割高となっています。

同じS&P500に連動する投資信託でSBI・V・S&P500インデックス・ファンドという商品の信託報酬はわずか0.0938%(税込)となっており、先ほどの信託報酬と比べると4分の1以下です。


みずほ銀行のつみたてNISA

みずほ銀行で取り扱う投資信託248件の中で、つみたてNISA対象となる商品は、以下の6商品でした。

【みずほ銀行つみたてNISA対象商品】
  • たわらノーロード 日経225
  • 野村つみたて外国株投信
  • キャピタル世界株式ファンド
  • たわらノーロード バランス(堅実型)
  • たわらノーロード バランス(標準型)
  • たわらノーロード バランス(積極型)

上記のうち、「たわらノーロード」と入る商品4件についてはインターネット専用投信となっており、窓口では申込できないようです。

なお、キャピタル世界株式ファンドもDC年金つみたて専用という記載があり、何も記載がないのは野村つみたて外国株投信のみでした。

「野村つみたて外国株投信」だけが投資信託のランキング入りしていた理由がわかった気がします。


みずほ銀行の評判

みずほ銀行の最大の評判は窓口で相談できるという手軽さや安心感です。

銀行窓口


ネット検索や金融知識に詳しくない場合でも、窓口に相談することで簡単に欲しい答えが返ってくるとあって、普段からみずほ銀行に預金をしている方や退職金などを蓄えている高齢者にとっては強い味方です。


もちろん、人との相性や支店によって担当者とのソリが合わない場合もあるかもしれませんが、そこは大手企業の営業として真摯に対応してくれる方々がほとんど。


みずほ銀行では、つみたてNISA対象商品が窓口では1商品のみで、ネットを利用したとしても6商品の中からしか選べないという点が利用者にとっては難点だと思います。

ネット証券であれば、150件を超える対象商品の中から選ぶことができるため、信託報酬の安い投資信託を購入することができますが、6商品のみとなると難しくなります。

【みずほ銀行の投資信託 まとめ】
  • 窓口での案内はわかりやすい
  • 売れ筋は購入手数料3.3%
  • 信託報酬が高い商品が多い
  • S&P500はネット申込のみ
  • つみたてNISAは6商品のみ