積立NISAや投資を始める際に極力費用をかけたくない「手数料」

投資をこれから始めるにあたってどのタイミングでどのくらいの手数料が発生するかを事前に把握したいものです。


この記事では、これから積立NISAを始める方向けに、手数料の全容をしっかり説明していきます。

無駄な手数料を支払いたくないという方は是非、最後まで読んでください。




積立NISAの手数料

積立NISAで投資を開始するにあたり、考えておかなければいけないのが手数料。

手数料がどのタイミングで発生するかをまとめたのが以下の通りとなります。

    1.証券口座を「開設」する:口座開設手数料
    2.証券口座を「維持」する:口座管理手数料
    3.投資信託を「購入」する:購入手数料
    4.投資信託を「保有:する:信託報酬
    5.投資信託を「解約」する:解約手数料

口座開設、管理手数料は無料

証券会社で口座開設をする場合、口座開設や管理にかかる手数料は無料のところがほとんどです。

理由は、証券会社は株式などの取引手数料で利益を発生させるビジネスだからです。

つまり、口座開設と管理手数料に関しては考える必要がありません。


購入手数料の相場は1〜3%

購入手数料は投資信託を購入する際に投資信託および口座提供企業(証券会社)に支払う手数料。

一般的には購入金額に応じて1~3%(+消費税)の費用が手数料として支払うことになります。


例えば、購入手数料が2%(税込2.16%)の投資信託を3万円分購入すると考えた場合、購入手数料は3万円 × 2.16% = 648円です。

積立NISAのように毎月購入(年12回)の購入頻度を考えると、購入手数料は648円 × 12回 = 7,7776円を支払うことになります。


同じ投資信託であっても証券会社によって購入手数料は異なるため、より購入手数料のやすい証券会社を選択するべきです。

購入手数料の安い証券会社として「SBI証券」や「楽天証券」などネット証券がおすすめ。


ノーロード投資信託

購入手数料が無料の投資信託を「ノーロード投資信託」といいます。

実は積立NISAで投資できる投資信託では「購入手数料」「解約手数料」「口座管理手数料」が無料であることが金融庁のルールによって決定されています。

積立NISAで投資できる投資信託はすべてノーロード投資信託となり、「購入手数料」「解約手数料」「口座管理手数料」がかかりません。

積立NISAで唯一かかる手数料は「信託報酬のみ」ということになります。


信託報酬とは

信託報酬は投資信託を持ち続けている間に払う手数料(運用管理費用ともいいます)。

信託報酬は日割り計算で毎日自動的に以下の計算方法で差し引かれます。

    保有資産 × 信託報酬 ÷ 365日

例えば、信託報酬1%の投資信託を40万円分1年間保有した場合、信託報酬は年間で4,000円の信託報酬を支払うことになります。

信託報酬の仕組み

信託報酬は資産が購入時よりも下がった場合でも発生し、相場が下がっている時は2重で資産が減ってしまいます。


これだけ聞くと、信託報酬の安い投資信託を選んだ方が得という考えになります。

しかし、実際はそれほど単純ではありません。


信託報酬の相場

信託報酬は運用成績や将来性が高い投資信託ほど高く設定される傾向にあり、相場は年率0.1〜1.6%(+消費税)が一般的です。

信託報酬の相場

投資信託は日経平均などのベンチマークと同じ動きをする「インデックスファンド」とベンチマーク以上の成果を目指す「アクティブファンド」に分けることができます。

大きな投資成果が期待されるアクティブファンドはインデックスファンドよりも高い信託報酬が設定されています。

信託報酬の高いアクティブファンド

積立NISAの中でも高い信託報酬を設定しているのが「ひふみ投信


ひふみ投信の信託報酬は年0.98%(税込1.0584%)

アクティブファンドの中で見ると安く設定されていますが160種類ある積立NISAの対象商品で見た場合、ひふみ投信以上の信託報酬を設定しているファンドは10社もありません。

ただし、信託報酬が高いからダメというわけではありません。

それに見合った成果を期待できるのであれば、信託報酬はかなり安くつくことがほどんどです。


信託報酬が安いインデックスファンド

2019年時点での信託報酬の最低基準を比べると、0.1155〜0.11772%が相場となっています。

信託報酬の安い投資信託
ファンド名 信託報酬
SBI先進国株式0.1155%
ニッセイ外国株式0.11772%
eMAXIS Slim先進国株式0.11772%

アクディブファンドであるひふみ投信の信託報酬と比べると、約10倍。

仮に40万円の資産を1年間利用した場合の信託報酬はたった400円程度ということになります。